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「全国最中図鑑」71 出世葵(静岡県浜松市)

浜松の歴史に魅了され、ほとんどの商品に地元の歴史に関わる名前をつけているという「お菓子司あおい」。
浜松の歴史といえばやはり戦国時代。特に、徳川家康によって現在の浜松の原型が作られたことから、ここには家康にまつわる歴史エピソードが数多く残っている。家康はこの地に浜松城を建てて天下統一を成し遂げ、その後の徳川300年の礎を築いたことから、浜松城は別称「出世城」とも呼ばれる。
もなか「出世あおい」は、その家康の出世にちなんだ縁起物のもなか。皮は石川県の厳選されたもち米を使用。あんは北海道産の大粒小豆を使い、甘さを抑えて小豆の風味を十分に引き出したつぶあん。ふわっとした皮との相性が抜群で、贅沢な食感が楽しめる。

お菓子司あおい
浜松市東区有王北町1593

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日本を代表する和菓子の一つである「最中」。香ばしいパリパリの皮とともに餡を頬張れば、口の中にふわっと広がる品のよい甘さ。なんとも幸せな気分になるお菓子です。編集スタッフが取材の途中で出会った最中のなかで、ユニークで忘れることのできないご当地最中を紹介していきます。

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