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29歳は転換期?病気を通して気づいたこと


29歳って、
占星術的に転換期だと聞いたことがある。
あ〜、分かるわ。
確かにいろいろと悩む時期だ。

仕事、結婚、子供

周りも変化したりして、
自分の方向性を考えさせられるタイミング。

私の29といえば、
子宮内膜症の予備軍だと宣告を受けたっけ。
これにはちょっと自分的に拍子抜け。
え、そこ?みたいな。


こっちは仕事=やりたいことで、
どう生きていくか考えたい時なのに。
まさか、病気?みたいな。


<子宮>
なんだか怖かった、この響き。
自分の性、女性の象徴、見えない臓器
苦手だ。

以来治療のため
お薬で3年間、生理を止めた。

生理が毎月こないというのは
正直楽だ。
お腹も痛くないし、煩わしいトイレ時の
あの、交換の儀式もない。

なんて快適!
「もう生理なんてなくなればいい。」
と思っていた。


そうして3年程経った頃、先生が
「薬を辞めてみないか?」
と言ってきた。

「始めたら、最初は負担がきたり
辞めることで悪くなるかもしれない」

とも言う。


あーこの感じ、馴染みがある。
デメリットを提示した上で
選ばされる感じ。嫌いだ。


「えー、辞めんの?だって今楽じゃん。
始めたら、悪くなることもあるらしいよ。
辞めとけよ。」

内なる自分が言う。
なんかそうしたいかも。
まいいか、そのままで。
だって変わるの、怖いもん。


そうして逃げていた。

でもある日、
生理を止めていることは
結果的に自分を否定していることに
繋がっていると気がついてしまった。


人間本来の生理現象を止める
本来あるべき流れを止める
体を否定する=自分を否定する


病気なのだから、もちろん仕方ない。
そこまで子宮の状態が良くなかったのだから。
必要な処置だった。分かってる。


でも実際私にとってはそうだった。

当時心にばかり目を向けていた私だけど、
体も私だった。
私は体の私を置き去りにしていた。


こうして
怖々と、生理を再開する


続く

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