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北欧の人々はミニマリスト?日本人が真似すべき消費のあり方、丁寧な暮らし


日本でも最近よく耳にするミニマリストという言葉。この言葉を説明する時に北欧がよく代表例としてあげられます。 この記事では、それはなぜなのか?実際彼らはミニマリストなのか?そして日本で今ミニマリストが注目される理由について掘り下げてみようと思います。

彼らがミニマリストと呼ばれるのは北欧の気候と土地柄が大きく関わっていると感じます。白夜の影響で冬の間は一日中太陽が昇らない日があり、気温も氷点下に下がるため、ほとんど外出せずに家の中で過ごします。そんな暗く気分の澱む冬を快適に過ごすための工夫として、カラフルでシンプルかつスタイリッシュな北欧インテリアが生まれたのです。また自然に囲まれた土地に住む彼らの気晴らしやレジャーはショッピングよりアウトドアがメインで、消費に重きを置いていないのも大きな理由だと考えられます。

実際に私がノルウェーとフィンランドのお家を訪ねたところ、非常に片付いていて、必要最低限のものが美しく収納されている印象を受けました。かといって質素な印象は一切なく、どの家もイッタラやマリメッコなど高くて質の良い食器、本格的なコーヒーマシンやレコードなど暮らしを豊かにするものにお金をかけているなあと感じました。また現代アートやオブジェがバランスよく配置されており、むしろ華やさを感じました。


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プラスチック製品の少なさや色の統一感は本当に感心してしまいますよね。画像2

良いものを使うと同時に木製の食器は水洗い、鉄鍋は油でコーティングするなど、お手入れも欠かさないところから本当に愛着を持って使用している事が伝わりました。

北欧の人々を表すミニマリストという言葉は、一つ一つの物を大切にする事で、結果的に丁寧に生活するという事を意味してると私は思います。

この旅行中、意外なタイミングで彼らの生活に魅力を感じる出来事がありました。北欧ではカーテンのない家が多く、外からはっきり家の中の様子が見えます。そのためどの家も綺麗に整頓されており、キャンドルや置物が外向きに並べられています。二月にフィンランド にいった際にairbnbの場所が分からず大雨の中2時間外をさまよったことがあります。初めての一人旅で慣れておらず、不安と寒さで精神崩壊していました。けれどこの時窓から暖色の灯りに垣間見える生活感に人の温もりを感じられて、灯台のような安心感に包まれたことを鮮明に覚えています。寒い冬を家の外でも暖かく乗り切ろうとする彼らの生活に対する姿勢に心から感心したのです。

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北欧の中でも北に行くほど窓が大きくなる傾向があり、実際にノルウェーのトロムソ(首都オスロからさらに北へ飛行機で2時間ほどのオーロラが見れる地域)を訪れた時は、もはや窓という概念を超えて、壁が全てガラス張りの家が沢山ありました。太陽の光を少しでも多く取り入れようという彼らの工夫が見えてきます。日が昇る前に住宅地を散歩したのですが、どの家もカラフルで個性に溢れていて魅力的でした。

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飛行機で隣になった建築系の方から聞いたのですが、実は日本もバブル以前は良いものを修理しながら長く使うという文化があったそうです。(例えば張り替えるだけで修復できる障子や藁葺き屋根など)しかし、高度経済成長の需要に間に合わせるために安価な物やリフォームの不可能な住宅が出回り、壊れたら新しいものを買うという大量消費型の循環が主流になったのです。

その代償である環境汚染や地球温暖化の影響が顕著になった今、私達の消費のあり方を改めて見直す動きが盛んになってきた気がします。

ミニマリストやシェアリングエコノミーが注目を集める今こそ、北欧の丁寧な暮らしに学べる事をもっと発信していきたいと思います。

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