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年齢別 学びのあるシャボン玉の遊び方

外で遊ぶのが心地よい季節となって来ましたね!
シャボン玉の季節到来です。

シャボン玉って、吹いて遊ぶだけだと思っていませんか?
シャボン玉ってたくさん遊べるんです!

まず、シャボン玉いつから遊べるのかですが、2歳でできる子もいるみたいですが、2歳ではまだ誤飲の可能性が高いので、オススメはしません。
3歳になると、吹くという発達的にできるようになるので、幼稚園でも年少3歳児からシャボン玉遊びをよくします。

3歳は自分の世界の中で自分のしたい遊びを納得いくまでできることが大切です。まだ友達とわかり合うことを求めるのは難しい時期です。

そのため、3歳児はシャボン玉は、1人ひとつ遊べるようにして、落ち着いて椅子に座りできるようにしましょう。シャボン玉をするときは椅子に座ってという約束を守れるようにしてシャボン玉を渡します。
必ず椅子に座ってから、約束を確認して渡す。約束が忘れそうになったら「あれ〜?」と約束が思い出せるようにする。何回も守らないのであれば、こちらも本気だとわかるように、できなくしてしまうことも大切かと思います。子供は大人をよく見ています。約束を守ると楽しいことができる。ということが分かるようにしていくことも生活の学びにつながっていきます。

4歳児は、ストローでシャボン玉をします。ストローをシャボン玉のところに置いておくと、自然にストローでやろうとします。しかし、ストローでは出ません。出ないーと困るはずです。そこで、「出ないねぇ、シャボン玉出るといいなぁ」と気持ちに共感していきます。そこで投げかけです。
「どうしてだろう?どうしたらいいかな?」
そこで子どもは自分なりに考えます。その姿を見守ってください。そこでやってしまっては、学びの機会が失われてしまいます。ぐっと我慢して、分からないふりをしてください。
そこで、できないと諦める前に少しヒントを出してあげてもよいです。前にやった時どんなやつだったっけ?と。そこから思考を少し促します。
又は、ここで、いいの見つけた!と、ストローの先を切り込みを入れたストローを見せます。すると、真似して切ってくるでしょう。しかし、ストローの太さによって、切り込みの数や均等に切ること、切る深さによって、よく出る出ないがあります。そこに気づいてよく出るのはどういうものか試して遊べるように、気持ちに共感して一緒に、楽しんでみてください。

5歳児です。
5歳児は探究心が育ってくる時期です。不思議!面白い!!いうことへの好奇心がとても強くなってきます。そして、その気持ちの持続も長くなってきます。
そのため、シャボン玉液を大きなバケツ、または、たらい、(食パン配膳箱みたいなものでもよいです。)などに入れて置いておきます。
そこで、「今日は吹く棒がないんだよね」と呟くんです!すると、5歳児は考えます。何かいいものはないかと!
そこで、出てくるのがおうちで使っている、穴の空いたお玉やハンガー、網ネットなどです!そこに気付けたら最高ですが、なかなかそうはいきません。ここまでくるのに時間がかかります。
でも、この5歳児の学びをするには、時間の保証と物の保証、場の保証が必要です。
そうなんです、家庭では難しいですよね。料理用のお玉、シャボン玉に使われても困るし…。分かります。
☆それを家庭でできるように、工夫するとしたら!
もう投げかける!「シャボン玉ってさ、棒じゃないやつでできないかなぁ」と。「実験だ!!」と!
そして、100均一に行って、5個まで好きなものを買って公園で試す!!など、工夫すれば、親子で楽しく遊びを通して学びが得られますね。やり方は工夫すればできると思います。

これが遊びを通して学ぶということです。
どの年齢でも共通する大人の大切な姿は、
子供より先に動かないこと!です。
予測がたっても言わない、動かない!
子どもは試してやってみて、学びます。だから楽しいんです。
先回りは学びの芽を潰します。
一緒に、共感し、不思議がり、面白がってください。時には子どもになり、時にはヒントを出す大人になってください。
よーく子どもを見て、何を楽しんでいるのか見ることで、楽しんでいることは何か見えてくるはずです。

「遊びを通して学ぶ」ことは、主体的な力を養い、自分で動いていける、‘生きる力’につながります。これを幼児教育要領は求め、これからの教育のあり方と日本の偉い方が言っています。これこそが、世界で最先端の幼児教育です。日本の教育指針は遅れていません。大切なことを言っています。これを実現する幼稚園、保育園が少ないことが問題です。
この遊びを通した学びの大切さをたくさんの方に知ってもらいたいです。

次回は、幼稚園、保育園でよくあるお子さん同士のトラブルでの親の対処の仕方について思うことです!!

#幼児教育 #子育て #幼稚園教諭 #遊びを通した学び #保育士 #シャボン玉 #遊び方 #子ども

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