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腰痛は「目に見えないこと」が原因

腰を痛めてから、
1週間が経ち、大分普段通りの生活が
出来るようになってきました。

生徒さんのY田さんからご紹介頂いた
とても勉強熱心な鍼灸の先生のところに
3回通わせて頂き、
回復が早まりました。

更に、
体のことを勉強する良い機会も頂きました。

お世話になっている先生は
臨床42年、
そして鍼灸院開業34年目のその道のプロです。

「腰痛」について、
色々と教えて頂きましたので
アスリートの腰痛知識として
ブログに残しておきます!


今までの「腰痛」は
生物学的損傷(患部の損傷)が原因と
捉えられていました。

しかし近年では
心理的、社会的疼痛症候群などの
捉え方に変化してきています。

つまり、
レントゲンなどで目に見える「形態的異常」
という従来の捉え方から、
目に見えない「機能障害を伴う症状」
と観るように変化しているようです。

そのため、
椎間板ヘルニアがあっても
痛みが全くない人が多数いる事は、
世界中のデ一タを見ても明らかになっています。

無造作に腰部のMIRを撮ると、
約30%の割合で、
ヘルニアを持っている人がいるのに
痛みなどの症状がまったく無いようです。

更に、
1905年のスイスで論文賞を取ったデータは、
腰痛とヘルニアの関係を調べてみると、
ヘルニアのハイリスクの人を集めて
MRIを撮った結果、
腰痛は無いが
画像だけに椎板ヘルニアが見られる人が
73%もいたそうです。

つまり画像だけみて
「椎間板ヘルニア」の診断をしていたら
殆どが誤診になってしまう
・・・ということになります。



痛みがある人と、
痛みの出ない人の相違を調べると、、、


①形態学的
明白に手術適応するほど
神経根が圧迫されている状態であるかどうか?


② 精神社会的問題
日常生活上の満足度、
ストレス指数、不安、憂鬱、自制心、
結婚生活等の違いがあるかどうか?

の2つでした。


またイギリスのIndahiの論文では
腰痛のリスクの高い肉体労働の職場で、
「腰痛は、なぜが起きるか?」
「実は身体を動かす事が、腰痛に良い!」
といった話を、たった一枚のパンフに書き、
皆に配布したところ、
2年後に活動障害(腰痛など、痛みで休む人)の
発生、再発を75%減らせた・・・
という事実があります。

これはその後
世界中で追試されていますが
その論文を否定する報告は聞いていません。


慢性的な腰痛を改善するには
「目に見えない苦痛」を除去する事、
つまり「不安・ストレスの原意」の除去が
必要ということです。

筋力の強い若い人でも同じ結果が出ています。

このことから
「腰痛」が他の関節痛とは
「まったく異なる種類」という事が
理解できます。

以上になります!

一緒に腰痛改善していきましょう!

尚、腰に良い秋の食べ物「栗」だそうです🌰

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