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読書記録32 11月に読んだ本まとめ【17冊+4】

こんにちは、だるまです。11月最終日、低気圧で頭痛がします。
時代を認識するために、今月から本の出版年を記載していこうと思います。やはり2000年代が多かったです。

今月読んだ本

1.『続・街並みの美学』(2001)芦原義信

街並みの美学』を読んだのち、図書館で続編を見つけました。日本の街並みについて、西洋との比較をしています。前作では「うち」と「そと」や「第一次輪郭線」と「第二次輪郭線」が比較されていましたが、それに加えてさらに論を進めています。

2.『もものかんづめ』(2001)さくらももこ

エッセイを読みたいと思い。
ちびまる子ちゃんが自身のエッセイ的漫画であることを初めて知りました。
ブラックユーモアというか、鋭い洞察で人間の愚かさをニタニタ笑ってくれて面白いです。最後に土屋賢二と対談していてさらに好きになりました。

3.『ヒルサイドテラス+ウエストの世界』(2006)槇文彦編著

レポート作成のために読んだ図版です。図面も多いのですが、解説の文章が面白く、レポート作成に留まらずヒルサイドテラスを追いたくなりました。

4.『みんなで一人旅』(2020)遠藤彩見

夏のムック2021読みたい本10冊がようやくフィナーレです!様々な旅の形を短編で楽しめて、旅行したくなりました。

5.『ぼく モグラ キツネ 馬』(2021)チャーリー・マッケジー

話題の絵本。ちょっと落ち込んでいた時に読んだので、ことばが心に刺さりました。絵の筆圧が素敵で、何度もみたくなります。

6.『本屋さんで待ちあわせ』(2019)三浦しをん

書評という堅苦しいものではなく、スキが爆発しています。共感した文章はメモに書き書きしました。

7.『君が降る日』(2012)島本理生

初めて読んだ作家。死んでしまった恋人とその友人にまつわる表題作は胸にストンと落ちて、良い恋愛小説だと思いました。

8.『52ヘルツのクジラたち』(2020)町田その子

本屋大賞話題作。受賞の有無は何も気にせず読むわけですが、今作が大賞なのは頷けます。久しぶりにページをめくる手が止まらず一気読みしました。
読みやすいのに、内容はしっかり重くて、みんな幸せになったね大団円!で終わらないところがとても良かったです。

9.『とにかく散歩いたしましょう』(2013)小川洋子

あまりエッセイのイメージがない作家のエッセイ。とにかく世界を見つめる優しさに溢れています。最後の著者と愛犬ラブの写真を見て、お顔から優しさが溢れておる…!とこちらまで優しい気持ちになりました。

10.『愛についてのデッサン』(2021)野呂邦暢


11.『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』(2021)千田琢哉

なぜこの本を予約したかを思い出せないのですが、読書に信仰をささげている感じがしました。たしかに、本を効果的に読むことは大切だと思うのですが、すこし息が詰まりそうになりました。
でも、興味深い部分もあって、やはり本を買う方向にしていこうと思いました。

12.『THE THREE KINGDOMS マンガ三国志I』(2020)

2020年本屋さんでぶっといマンガが平台に陳列されていて、ずっと予約待ちをしていたもの。2巻が先に来てしまって泣く泣く返したのですが、1巻を読んで一言。
「三国志面白いじゃん!」
当たり前の結論に至りました。

13.『本を読む本』(1997)M.J.アドラー C.V.ドーレン

うわああ、本が読みたい。良い本が読みたい。となる本。

14.『四畳半タイムマシーンブルース』(2020)森見登美彦

オンライントークに参戦するために再読。
やっぱり、森見登美彦の文章が好きなんだと認識しました。するする読める。そしてにんまりしてしまうラスト。最高です。

15.『本なんて!』(2015)キノブックス編集部

副題は「作家と本をめぐる52話」。本好きにはたまりません。
寺田寅彦、芥川龍之介、夢野久作から、角田光代、江國香織、朝井リョウまで。生年100年の隔たりを超えて本について、または本にまつわるエッセイが収録されています。
初めて知る作家さんも多く、そういう意味でも発見のある本でした。

16.『考えるとはどういうことか』(2018)梶谷真司

『水中の哲学者たち』で読んだ哲学対話、その火付け役の本。問う→考える→語る→聞くのステップでわかりやすく解説。学校でいかに問うてこなかったか、考えてこなかったか痛感しました。今でもまだ哲学的に問うてないし、圧倒的に語ってないと思いました。哲学対話参加してみたいです。

17.『夢見る帝国図書館』(2019)中島京子

たしか、先月読んだ『東京裏返し』で上野の国際子ども図書館について小説として描いた秀作として紹介されていた本です。近所の図書館にあるのを見かけて1か月くらい経っていました。
ミステリ要素と、まちの歴史を学べる要素が混在していて楽しめました。

買った本

1.『愛についてのデッサン』野呂邦暢
愛すべき往来堂書店で、またモグラのブックカバーに包まれて。

2.『本を読む本』M.J.アドラー C.V.ドーレン
読んでいたら書き込みをしたくなってきたので古本屋に行きました。目当ての本が目に飛び込んできたときの喜びといったら。

3.『ご冗談でしょう、ファインマンさん(上)』R.P.ファインマン
森見登美彦におすすめされて、本屋さんで運命的な出会いを果たしたので購入。本屋さんの思い出とともに買えてうれしいです。

4.『水都 東京』陣内秀信
かもめブックス7周年のくじが引きたくて来店。残念ながらハズレでしたが、鉛筆をいただきました。うれしい。再読したくなった本です。

今月の一冊

今月は、1週間のお休みがあったので思う存分読書しました。本に執着しすぎて、勉強がおざなりになっているのでほどほどにしたいような、ちょっと偏ってみたいような。

そんな今月の一冊は、こちら!

『本を読む本』

です。「読書とは何か」「読むとはどういうことか」について考えさせられ、かなり読み込みました。
この本の影響で、「本を読むことについて」が最近の読書テーマになっています。

来月は大学もサークルも大忙し、みんな大忙しの師走ですので気分転換に読書していけたらと思います。

かしこ

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