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2015年2月の記事一覧

なぜ『アメリカン・スナイパー』は愛国と反戦を共立させたのか?

 人にオススメしたい気持ちにはならないけど、誰もが一度は観たほうがいいとは思える。そんなアンビヴァレントな心情を、『アメリカン・スナイパー』を観て抱いてしまいました。

 仮に点数をつけるとしたら、「なし」ですかね。駄作だからではありません。この映画は、出来不出来を評する以前の作品と言いますか、まずは「なぜこの映画は作られてしまったのか?」という話をしたほうがいいと思ったからです。

 もちろん、

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ダメになる会話「剣豪二人」

剣豪1「後をつけておる者、すでに気取られておるぞ。出て参られい。」

剣豪2「さすがは名のある剣豪。こうも簡単に気づかれてしまうとは
   私も焼きがまわりましたな。」

剣豪1「うむ、というか、どれだけ気配を消していても、真っ赤な羽織に
    黄色のマフラー、鈴のついた下駄で笛を吹きながらついて
    こられたら、気づくとかいう以前の問題でござる。」

剣豪2「ふふふ、さすがに笛はまずかった

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【落ちる】16P漫画

【落ちる】16P漫画



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END #漫画 #まんが #マンガ #夢 #イラスト #写真

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【よろづ日々】2015年2月20日(金)
特定業界誌/2特 取材2本目脱稿
特定業界求人誌/2特 取材5本目脱稿、6本目途中
食堂プロジェクト/企画妄想

ひとつ、断る。勇気がいったけどこればっかりは。

先日イーストサイドを歩いていて発見。こんな自販機初めて。

『言バトン No.265 ヨモツヒラサカにいた姫神』
by HANZAWA on 2月 20, 2015 • 00:01

『言バトン No.265 ヨモツヒラサカにいた姫神』 by HANZAWA on 2月 20, 2015 • 00:01

ある夫婦が、道のまんなかで言い争っていた。

その道を、ヨモツヒラサカという。

あの世とこの世を結ぶ道だ。

そこで、

すでに死んで黄泉の国にいようとする妻と、

妻を「この世」に連れ戻したい夫が喧嘩をしていたのだ。

ひとりの姫神が現れた。

彼女が夫に「何か」をささやくと、

喧嘩はしずまり、妻と夫はそれぞれの世界に戻っていったという。

姫神の名は、

日本書紀によると、菊理姫(くくりひ

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真意

真意

耳を疑った

私が起業の理由を聞いたとき

彼はこう聞き返した

「あなたの人生で一番後悔していることは何ですか?」

私は正直に言うと

この質問返しに少々苛立ちを覚えた

「受験に失敗したことかもしれません」

取り敢えず差し障りのない答えをして

もう一度 彼に起業の理由を訊ねた

すると彼はこう言った

「子供のバザーに最後まで居てあげなかったことです」

私は聞き返しそうになった

彼の

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一面草

 いつの頃からか道端でよく目にする植物が有った。それは幾重にも赤い花びらを重ねた、見た目にも可愛らしく、わざわざそれを引抜こうとする者などはいなかった。
 あまりにもよく眼にする花だったので、よほど植物に詳しい者でもない限りはそれが新種の植物だという事には気が付かない位、それはあちらこちら至る所に茂り、人々はその花を自然と受け入れていた。
 そしてその花の咲く所は一面その花が咲き誇り、他の植物の生

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無想

無想

世界中の国の人と愛とカネが入り乱れて
いつか混ざり合えるの♪

井上陽水の『最後のニュース』の一節である。

知人がパソコンの使い方を教えるため
アフリカに行くと聞いた。

青年海外協力隊として遠きかの地に赴くらしい。
ただただ彼の決断に敬意を払うのみである。

多分彼の中で様々な思いや憂い
葛藤と情熱が混ざり合っての結論だったのだろう。

いつか機会があれば
その源泉を是非お伺いしたいものだ。

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タマさんのお散歩 【小説】

 タマさんがその店に立ち寄ったのは、ほんの気まぐれである。
 それを言うなら二月だというのに、暖かな陽気に誘われて散歩に出よう思いついたのも気まぐれだし、垂直に立てた尻尾を誇らしげに揺らしながら歩く黒猫の後をつけてみようと思ったのだって気まぐれだ。

 黒猫は、後ろのタマさんに気がついているのかいないのか、尻尾をふりふり動かしながら道の端をゆっくり歩く。
 どうせすぐに気がついて、どこかに逃げてし

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