見出し画像

人生ではじめて仕事をサボった話

37年間生きてきて、何かをサボるという経験をはじめてしました。

生まれてから一度も学校、習い事、バイト、仕事などをサボったことはありません。

学校やバイトをサボったりバックレた友人の話はよく聞きましたが、私自身はそのような経験がありません。

親から厳しく『サボり』は絶対にNGと教育されてきたことと、そもそも真面目な性格でサボるという選択肢がありませんでした。

そんな私が仕事をサボり(休み)ました。

ストレスで胃が痛いのは事実ですが「もう、やってられん」という気持ちが勝ってしまい、かつ休職を経験したことでタガが外れてしまったのかもしれません。

「もう真面目に生きるのはやめよう」「自分の気持ちに正直になろう」と決意して妻にも内緒で休みました。

正直、仕事をサボるなんてドラマの向こう側の話だと思っていました。

行き場がなく、とりあえず公園で時間を潰したり、喫茶店などでやり過ごすお父さんの姿。

私の場合、富士山が綺麗に見える近所の畑で上司に連絡し、休ませて欲しいことを伝えました。

「あ~、サボっちゃった…」という罪悪感と同時に、何か悪いことしてやったぜという解放感もありました。

吐き気がするほど本当に胃が痛いんですけどね。

その後、午前中は地元の図書館で翌日に控えている面接の準備をしました。

そして、ポカポカ陽気の公園で妻が作ってくれた弁当を食べました。

「あ~、何してんだろう自分」と思いながら一人で食事。

公園で遊んでいる未就学児、遠足に来ている小学生を見て「みんなオレみたいになるなよ」「自分に合った職場を選ぶんだぞ」と心で呟いてみたり。

実は、外回りの営業マンをしている親友に連絡して会えないか声を掛けていました。

当初「明日なら」と言っていた親友も、私が仕事をサボった話を聞いてわざわざ話を聞きに来てくれました。

泣きそうでした。(むしろ泣いていたかも?)

適応障害から復帰したものの、異動先の環境が悪すぎて非常に後悔しています。

ただ、行ってみないと分からないガチャ要素があったのも否めないのでしょうがない。

そんな話をマックで3時間ほど聞いてもらい、親友も転職しようか悩んでいるとのことで話をしたかったそうです。

持つべきものは友だなと感じました。

人生の半分以上は彼と過ごしているので、余程今回の私のことを気に掛けてくれたみたいです。

今回の休職、復職後の劣悪な職場環境(人間関係)は事前に防ぐことができたので、絶対に子供達には同じ道を歩んで欲しくない。

このnoteを読んでくれた方で、職場の人間関係で悩んでいる方も、あまり自分を責めすぎず苦しまないで欲しいです。

時には諦めてサボる(休む)ことも大事だと思います。

大丈夫。それでも命まで取られることはありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?