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『HADO』というネーミングの素晴らしさ

おはようございます。
ARスポーツ『HADO』の生みの親、本木です。

さて、昨日は「ネーミングはヒットの起爆剤」というテーマで、モノやサービスの初期段階にはネーミングってかなり重要ですね、という話を書きました。

この中で、ヒットに繋がりやすいネーミングとして下記の5項目を挙げました。

・インパクトがあるか
・名は体を表しているか
・ターゲットに優しいか
・検索しやすいか
・商標登録ひっかかっていないか

じゃあ、ARスポーツの『HADO』の場合ってどうなの?って話を書こうかと思います。

『HADO』って誰が名付け親?

『HADO』という名前は2014年の大晦日に誕生しました。

元々『HADO』は、KDDI ∞ Laboというスタートアップの育成支援プログラムの中から誕生したサービスでした。

2014年9月頃からの3ヶ月間で、サービスのプロトタイプを作り、プレゼンをするというプログラムで、1月のプレゼン発表に向け、サービス名称を無理矢理にでも決めないといけない状況でした。

2014年の12月29、30、31日あたりは確かずっと名前決めの為に集まって夜まで話していた気がします。

結論を言ってしまうと、30日になっても名前が決まらず仕方なくお開きになってから僕は地元の忘年会に行ったんです。
その忘年会の中で、新しいサービスの名前が決まらないんだよねー、という話をしたところ、僕の友達が「『HADO』は?」ってめちゃくちゃサラッと言ったのが由来です。
正直、『HADO』というワードを聞いた時ビビッときました。

次の日にまたメンバーで集まった時に、『HADO』を提案したところ、みんなもしっくりきたのか、比較的すんなりと『HADO』で決着したのを覚えています。

ということで、『HADO』の名付け親は、小学校の教員をやっている僕の友達です。

1週間以上悩み続けていたサービス名ですが、案外決まる時ってこんな感じなのかもしれませんね。

『HADO』というネーミングの素晴らしさ

命名までのエピソードはこんな感じなのですが、僕らが『HADO』という響きにしっくり来たのは、やっぱり冒頭に書いた5つの項目をほぼほぼ満たしていたからだと思います。

<インパクトがあるか>
『HADO』って比較的インパクトある言葉だと思います。
アルファベット表記ですが、語感は極めて日本的。
波動拳という前提知識があるので、一度聞いたらほとんどの人が忘れません。
当時、「BLAST」とか色々候補があったのですが、『HADO』が一番印象的でした。

<名は体を表しているか>
これは完璧だと思います。
『HADO』というスポーツを言葉で説明する時は、「波動拳を撃ち合って戦うドッジボールのようなスポーツです」と言う事が多いです。
その競技性と『HADO』という名前はほぼ完璧に頭の中でリンクします。

『HADO』というスポーツが他のスポーツと圧倒的に違うところは、波動を撃ち合って戦うという点です。
その圧倒的な特徴をそのままネーミングに反映するというのは、競技性を広める上では非常に大事でした。

<ターゲットに優しいか>
『HADO』は最初からグローバルに目を向けていました。
なので、基本的には英語のネーミングで検討していました。
とはいえ、英語の単語でイマイチしっくりくるのがないなぁ、と悩んでいたところの『HADO』です。

ストリートファイターの「波動拳」というのは、そのまま海外でも「HADO-KEN」として通じます。
グローバル的にみても、比較的そのまま通じる単語なんですね(発音はハドゥーになっちゃいますが)。

日本人的にみても、語源が日本語ですし、そのままローマ字読みでいけるので、ターゲットに対しても比較的優しいネーミングだと思います。

<検索しやすいか>
これも、かなり優秀でした。
2014年末当時、『HADO』で検索かけると競合とよべるのは一つだけでした(HADOというスピーカーシステムみたいなの)。
たった4文字の意味が通る言葉で、これだけ競合が少ないのってなかなかないと思います。

結果は、『HADO』でGoogle検索してもらえばわかると思いますが、数ページに渡ってARスポーツ『HADO』に関する事しかありません。
Twitterのハッシュタグも#HADOでしっかりと『HADO』の事だけがフィルタリングされますし、コレに関しては非常にうまくいったと思ってます。

<商標登録ひっかかっていないか>
商標もほぼ問題なかったです。
あまり関係のない区分で登録されていたものもあったのですが、自分達のビジネスに影響しそうな部分はしっかりと押さえる事ができました。

最後に

結果からすると、『HADO』というネーミングは最高だったかな、と。

もちろんまだまだ『HADO』はヒットしたと言える段階ではありません。
ただ、まったくの新しいスポーツという意味では比較的知名度も上がってきています。

『HADO』のコンセプトや競技自体の面白さ、ビジュアル面など様々な要素はありますが、実のところ『HADO』というネーミングによる効果が大きかったのではないかと思っています。

みなさんもなにか新しいモノやサービスを立ち上げる時には、ネーミングには一切の妥協をせず、こだわり抜いたほうがよいです。
そのほうが圧倒的に良いスタートダッシュが切れるはずです。
なにかの参考になれば幸いです。

では、また明日!バイバイ!!


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