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習ったばかりのデザイン思考を1日だけでやってみる(その2)

お待たせしました。
いやはや、満足です。
おいしかった。
おいしくいただいた、お蕎麦がこちら。

おいしかったです。

ええ、ええ、わかります。
この写真を見て、恐らく読者の皆さんはこれらのうちのどれかを思ったんじゃないでしょうか。

実は関東風のお出汁が好きな関西人です。

はい、そういっている間に、もう13時半です。
お蕎麦の後に、本日3杯目のコーヒーを淹れていたこともあり、そろそろ時間がなくなってきました。
この後のタイムスケジュールとしては、15時には買い出しを終えて帰ってこないと、日が陰ってきて、動画を撮るには暗くなってしまいます。

だから、あと長くとも1時間でいったんのデザイン思考を終えて、30分で買い出しに行かなければいけません。

頑張る。

②目指す姿の定義(ブランドステートメント)

さっきの続きです。

まず、これをいったん軽い気持ちで埋めてみます。

まずは、こんな感じ。

書いてみたけど、「じゃあこの方向で今日アップする動画作って」となると、ほとんど「リラックスした犬が映っていたらなんでもOK状態」。
もうちょっと深めた方が良い動画や、思った動画ができそうじゃない?
今回はあくまで企画するのも自分で、作るのも自分だからいいけど、もしこれが仕事だとして、企画する人と作る人が別々なら、話は別。

きっと、出来上がった動画を見て、企画した人は
「うん、いいね。(だけど、どこにでもあるような動画だから、もう少しいろいろ話し合ってみる必要があるなー)」
とかコメントする未来が見えている。

仕事の場合、ここから深めることせず、バズるまで動画を上げ続けるって、まさに「犬の道」。
もしくは、とりあえず10本上げてみて、考えてみるってのもいいけど、今の段階で既に考えられる部分は考えておいた方が良いんじゃないでしょうか。

で、ここでついにデザイン思考の登場。

最初の「共感」を試みる。

まずはデザイン思考のファーストステップ、「共感」して考えてみる。
でも、やってみるときっとこう思うはず。

「犬が好きな人」ってどんなことを考えているんだろう?
特に動画で癒されたい、って時って何を求めてyoutubeを開くんだろうか?
フィードにショートムービーとして流れてくる方が見やすい?
それで提供したい癒しは提供できる?ショートで良いの?
てかこの人にとっての癒しって何?

とかとか、いろんな疑問が浮かんできますが、もっと根本のところ、
「犬が好きな人、ってどんな人?」という疑問が出てきます。
(少なくとも私の場合出てきます。)

共感しろ、って言われても、
「いやいやどんな人か情報が少なすぎて共感しようがないよ」
ですよね。

深めようにもこのままでは深めようがない。
と、
ここで「ペルソナ」が登場します。

ペルソナって?

例えば、「ペルソナ」で検索するとこんなのが出てきます。

出典元:https://keywordmap.jp/academy/persona/

そして、K先生の授業では、ペルソナとは以下のようなものだと習いました。

最初授業で聞いたときは、訳が分かりませんでした。
結局なにそれ?と。
実在しなくていい、ってなったら何に役立つんですか?
いない人向けのサービス作るんですか?
とりあえず、作れというなら作ってみますが・・・

と思っていましたが、今は自分なりにかみ砕いて、誤解承知で以下のように考えています。
「要は、(みんなで)ブランドを具体化するために仮置きしてみる人物像」

今で言うと、「共感できる犬好きな人」をとりあえず書き出してみましょう、ということです。

ペルソナってどこまで具体化する必要があるの?

先ほど載せた、検索結果の画像を見ると、
□名前
□性別
にとどまらず、
□住んでいる場所
□休日の過ごし方
□人間関係
□所持している端末
まで書いています。

それいるの?と思い、授業でも先生に質問しました。すると
「ペルソナは複数人でブランドを考える時に、イメージしている人物像をしっかり一致させるために、細かいところまで決める」
との答えが返ってきました。

つまり、仮にこの画像に乗っている「佐藤 杏子さん」の人間関係を特に決めなかった場合、チームで一緒にブランディングをしているAさんは、
・友達100人と広く浅く付き合うタイプ
とイメージしている一方で、
同じチームのBさんは
・高校からの友人3人と、大学からの友人4人の狭く深く付き合うタイプ
とイメージしており、ペルソナのズレがあるかもしれません。

すると、ここから「共感」して実際に商品を作り上げるまでの過程で
「いや~この商品で佐藤杏子さん、喜ぶかな?」
「ほんの少しの違いだけど、こっちの方が良いんじゃない?」
と、少しのズレが、試作品では大きな違いとなり、前に進めず、ズレがどこで発生しているのか後戻りすることになるのです。

だから、仮にこの「人間関係」を決めなくても、一緒にブランディングをしているAさんもBさんもCさんもDさんも、みんな同じイメージ、同じ人物像で一致しているよ、この先にもズレは出てこないよ、というのであれば、「人間関係」も「休日の過ごし方」もそんなのはいらないということです。

※何度も言いますが、あくまで授業で習った内容を私の頭を通して理解した内容です。

ちなみに日本一有名なペルソナとして「秋野つゆ」さんという方がいるそうです。(きっと実在はしていません。)

これはご存じの方も多い「スープストックトーキョー」というブランド作成時に生み出されたペルソナです。

秋野つゆさんはどんな人?と聞かれると、こうだそうです。

「プールに入ったらいきなりクロールする女性」

この情報がブランディングを進める上で、人物像を一致させるために不可欠だから、秋野つゆさんはそういう人、ということになりました。

で、今回の場合は、どんなペルソナにする?

思い切っていきます。
なんてったって、今回はチームじゃありません。
私一人です。
私一人が「共感」のステップに進むために、必要な情報を決めたらいいんです。

はい、顔写真は100%ふざけました。

4つの要素をいったん決めましたが、それぞれなんでそう設定したのか、理由を書いていきます。

□モフモフ系が好きな30歳前後男性
□結婚して3年の妻と二人暮らし
→自分自身犬好きで、正直「今後共感しやすいだろうな」というところに合わせに行きました。自分と似た状況の人にしました。(全く同じではないです。別に全く同じにしてもいいとは思います。)

□2歳のトイプードルを飼っている
→前回の記事でも紹介したように、今家にいる我が家の愛犬はMシュナウザーという犬種です。
なのに、なぜ違う犬種のトイプードルにしたかと言うと、私自身はMシュナウザー以外も飼ったことがあり、犬自体が好きで、発信するなら「犬の魅力そのもの」を発信したいなと思ったからです。

※ここで「違う犬種にも通じる魅力を作った方が、より多くの顧客を対象にできるんじゃないか」というような、対象顧客の数や幅を考えることはご法度だそうです。(それはブランディングの過程を完了して、その魅力をどう届けようか、を考える時に考えるべきこと、らしい。)
「100人中100人が好きなブランド」よりも「100人の中の1人、あなただけに好きになってもらいたいブランド」の方が、結果魅力的、という考えが基礎としてあるからだと理解しています。

□休日は家族でドッグランに行くことが多い。
→犬のために何かしてあげたい、そんな気持ちを持つ人はどんな休日の過ごし方をするかと考えたとき、この過ごし方を挙げました。
少し深掘ると、飼い主だけでなく飼われている犬にまで価値を届ける動画(ブランド)にしたい、という思いが私の中にあるからです。(今、このペルソナをつくることで気付きました。)

あ、名前を付けるの忘れてました。
名前をつけることが必須なのかは知りません。
ですが、この後の文章を書き続けやすくするために、決めておきます。

よろしくお願いします、たっちゃんさん。

ブランドステートメントを作り直す(1回目)

さて、たっちゃんが現れたところで、先ほどのブランドステートメントを見返すと、当然ですが、
「いや、これたっちゃんのためのブランドになってるか?」と疑問符が付きます。

外れてはないけど、もっとたっちゃんに合ったものがありそう。

だから、作り直します。
なお、先ほどペルソナを作る時に気付いた、私自身のブランドに対する思い、気付きもすごく大事なことなので、それもここで反映していきます。

作り直してみました、とりあえず。。。

モヤモヤが増した気がするけど、それはたぶん前に進んだ証拠だと信じてみる。

これを読んだ方は恐らくたくさんの「?」が浮かんでいる事だと思います。
自分でも、「うまく言葉で表せてないなぁ~」とうまく言語化できないもどかしさを感じながら書きました。
(これをチームで進めるってなったら、たしかに何時間も話し合って、何回も飲みに行かないと、共通の言語化なんてできないよなぁ~)

それぞれを、なぜこの言葉にしたのか?に答えるとすると
□こっちの方がたっちゃんに求められていると思ったから。
□こっちの方が私が提供できる価値の、より大事な部分だと思ったから。
□作りたいブランドがこうだから。
というぼんやりした答えになります。

まだまだ授業の内容を私自身がかみ砕けていないところかも。

でも、たぶんまだしっくりきてなくても大丈夫。なぜなら、今のステップはなんと、ここ。
始まったばかりのところだから。

現在地は実は一番最初のステップ。


ここまでのペルソナを決めたりしたのは、この共感段階の「前準備」。
スタートラインに立つ前の状況整理として、下図の左二つをしていました。

まだ、ここのファーストアタックを終えただけ。しかも極めて簡易版

またもや問題発生!

もう16時です。
この題名の「1日だけで終わらせる」をウソにするわけにはいかない。
なんとしても、動画アップまで行かなければ。
しかし、正直、あとは日が傾いてどんどん暗くなるだけ。

いや、それはプロトタイプなのに最初っからクオリティにこだわろうとする、悪しき考えを持っているから。
暗くたってとりあえず撮ればいい。

うん、そうなんだけど、でも、でも、
スーパー銭湯には行きたい・・・・

とりあえず(その3)に続きます。


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