見出し画像

「早くして!」は、先読み力が乏しくなる

昨日はメガネを新調しにお店へ。
そこで対応してくれた女性店員さん。
遅い時間にも関わらず、声のトーンを上げた
一つ一つ丁寧な接客。
おかげで気持ちよく購入できました。感謝。
この人、接客上手すぎ!という人いますよね。

そしてそして、話は変わりますが
昨日はなんと【30人】の方にフォロー頂きました。
突然のことで驚いています。本当に感謝。
どこから来てるんだろう?🤔🤔
ーーーーーーーーーーーーーーーー

さて、今回は【先読み能力】の話。

「犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉」(SB新書)
出口保行 2022.8.6
を参考に進めます。


はじめに


「早く!!」

この言葉。
子供に対してどのくらい使っていますか?
正直、僕は結構使ってしまっています。

だからこそ
この記事で見直したい。伝えたい。

朝の支度が遅い時
食べるのが遅い時
何かに夢中になってやめない時

いろんな場面で「早くして!!」と
言いたくなりますよね。

今回は、その”急かす言動”の積み重ねが
子供にどのような影響があるのか
を見ていきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なぜ「早くして!」は問題なのか

「早くして!」という言葉。
日常の忙しさの中で、
私たち大人は無意識にこれを口にしてしまいがちです。

というか、
毎日使っているのではないでしょうか。

そりゃ大人が見る世界(未来も含めて)と
子供が見る世界が全然違うので仕方ありません。

しかし、これが子供の発達に与える影響は意外に大きいのです。

子どもを急かすことは、
彼らの自立を促すよりも、
自分で考え行動する機会を奪う
ことにつながります。

特に、幼い子どもの場合、
急かされると
自分のペースで物事を考え行動する機会が失われ、
計画性や先読みする能力の発達が
妨げられる可能性があります​​。

子供が自分で考える余裕を失い、
結果的に学習にも悪影響が出るということ。
言い方を工夫し、子供が自分で考え行動できるよう
サポートすることが重要です​​。

また、
子供の発達脳科学の専門家である加藤俊徳先生は、
子供に対して「早くしなさい!」と言うことが、

実は
「脳をたくさん使わず、ちょっとだけ使って、
 今やっていることをパパッと終わらせなさい」

という意味になり、脳を使う機会が奪われるため、
脳の成長にも影響を及ぼすと指摘しています。

これは、子供の脳の成長のためにも
急かさず待つ」ことが重要だということを
示しています​​ね。

子供に「早くして」と言いたくなった時は、
子供がご機嫌になるものを用意することや、
時間をイメージしやすくするために模擬時計を使うなど、
子供が行動を早めるための具体的なサポートを行うことが
効果的とも言われています​​。

親の「早くして!」は、
ただの時間節約の言葉ではなく、
子供の発達に深い影響を及ぼすものとして
まずは認識しておきましょう。

子供の自立心や問題解決能力を育てるためにも、
言葉遣いや接し方を見直す必要がありますね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

子供の先読み能力とは

子供の先読み能力とは、具体的に何を指すのか。

これは、子供が自らの経験や知識を基に、
次に起こりうることを予測し、
それに応じて行動を決定する能力
のこと。

例えば、授業での質問への答えを考えたり、
友達との遊びで次に何が起こるかを予想したりすることが
これにあたります。

この能力は、子供が自分で物事を考え、
計画を立てる力を育てる上で非常に重要。

親が子供を急かすことなく、
自分のペースで物事を考えさせることで、
この先読み能力は少しずつ伸びていきます。

子供が自分で物事を処理する時間を持つことで、
より深く、複雑な思考が可能になり、
自分の判断で行動する力が養われる
。という流れです。

ということは、つまり
自分のペースで物事を考え行動する機会が多いほど、
計画性や先読みする能力が育つ
ということ​。

また、子供の行動を早めるためには、
急かすのではなく、
具体的な理由を伝えることが重要。

子供が「なぜ急ぐ必要があるのか」を理解し、
自分で計画を立てて行動することができるようにしたいです​​。

そして、子供の先読み能力だけでなく、
自立心や問題解決能力も育てることにもつながる。

僕も
子供が自分で考え、行動する機会を増やすことで、
自ら成長に繋げられるように全力で
サポートしていきたいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

効果的なコミュニケーション方法

子供を急かす代わりに、
じゃあどうするか。

ここでは、子供の自主性を尊重しながら、
彼らの行動を促すための方法をいくつか紹介します。

  1. 具体的な理由を伝える
    「早くしないと学校に遅れるよ」
    といった具体的な理由を伝えることで、
    子供はなぜ急ぐ必要があるのかを理解しやすくなります。

    これはよくされている思いますが。
    理由を伝えることは大切にしていきたいですね。

  2. ステップバイステップで指示を出す
    一度に複数の指示を出すと子供は混乱しやすい。
    代わりに、「まずは服を着替えて、次に歯を磨こう」
    といった具体的な行動を一つずつ促すことが効果的。

  3. 共感と肯定の言葉を使う
    子供がなぜ動きが遅いのかを理解し、共感を示す。
    子供の気持ちを理解し共感することで
    信頼関係が強くなります​​。
    子供理解に徹することで見えてくるものや
    新たなサポートも思いつくかもしれません。

  4. 選択肢を提供する
    子供に選択肢を与え、自ら選ぶ機会を増やすことで、
    彼らの自立心を育てることができます。
    「この靴とこの靴、どっち履く?」
    といったシンプルな選択肢でOK。
    子供は自分の意思で決断する力を養います。

さまざまな方法を取りながら、
大人としては、子供を信頼し、
彼らのペースを尊重する姿勢が何より大事にしたいものです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最後に


子供を急かすことが彼らの心理や発達に
どのような影響を与えるか。

頭では分かっていても、
いざその場面に出会した時
ついつい「早く!!」と言ってしまします。

僕も同じです。

でも、本当に大切なのは、
その先の影響を理解し、
振り返ったり反省したりしながら
子供を信頼し続けること

みんな人間なので「感情」があります。
その感情によってうまく関われたり
そうでなかったりと
さまざまな対応になってしまいます。

だから、自分の芯をしっかり持った上で
子供を信頼し続ける。
ともに間違いともに成功し磨いていく

そんなスタンスを大事にしながら
日々働いている次第です。

失敗も成功も一緒に認めて
考える大切さや楽しさを
一緒に味わいたいですね。

家庭と学校で協力しながら
進んでいきましょう♪

ーーーーーーーーーーーー

最後まで読んでいただき
ありがとうございます!!

役に立った!
面白い!
なんとなく!
【スキ】を押していただけると
嬉しいです!!

それでは次回の投稿で
お会いしましょう!


参考
=============
「こころラボ」
「All About」
「こども学びラボ」

https://cocololabo.com/blog1/psychology-and-parenting-hurry-up/

https://allabout.co.jp/gm/gc/471543/

https://kodomo-manabi-labo.net/matsu-daiji

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?