先々週が10件中6件が無投票。
　先週が12件中8件が無投票。
　それに対して今週は、なんと11件中無投票はたったの1件！ 殆どの選挙が行われるコトになりました。 やれば出来る！といいますか、バランスが悪いといいますか・・・

　今週は取材予定の選挙も御座います。 それも合わせて10件、御紹介しましょう。

◆【取材予定】岐阜県・御嵩町長選挙

　4期務めた現職が引退し、新人2人が立候補しております。
　現在、御嵩町はリニア工事の残土処分場問題が上がっており、今の計画に対しては両候補とも「見直し」や「中止」という立場をとっておりますが、だからといって両候補とも「反対」ではないハズです。 そのあたりを現地で見られたらなと思っております。

◆【取材予定】岐阜県・御嵩町議会議員選挙(定数12/14人)

　現職7人、新人7人が立候補し、党派別では公明党が現職を1人立てています。 町長選と合わせて、残土処分場問題に対して各候補がどのようなスタンスをとっているのか、選挙公報が手に入ればチェック出来ると思っていますが、果たして選管は公報を発行しているでしょうか。 どうか公報を作らない “ダメ選管” じゃないコトを祈っています・・・

　では、他の8件の選挙も見ていきましょうか。

◎北海道・松前町議会議員選挙(定数11/14人)

　現職11人、新人3人が立候補し、党派別では公明党が現職を1人立てています。
　前回から定数1つ削減した中で行われる選挙。 定数と同数の現職が立候補しており新人候補がどこまで食い込めるかがポイントになりますが、個人的には「ハッピーいとう幸司」と名乗る候補(しかも現職)(※ “ハッピーでサイエンスな党” とは無関係)の当落が気になります。　う～ん、ハッピー♬

◎岩手県・柴波町議会議員選挙(定数18/19人)

　現職13人、新人6人が立候補している “定数プラス1” の選挙ですが、注目は党派別。 公明1、共産2に加え、れいわが新人1人、そして幸福実現党が現職(1期)を1人立てています。
　紫波町は「バレーボール専門体育館」を中心とした施設を作るコトで “バレーボールのメッカ” となり来訪者が増え、地域振興のモデルとして全国的に注目されています。　と、

　長野県塩尻市議選に立候補した幸福実現党候補の応援に来た、YouTubeでお馴染みの及川幸久氏が言っていました(候補者は “定数プラス1” で落選･･･)。
　幸福実現党候補が2選なるか、れいわ候補が当選成るか、など注目点は多々ありますが、個人的に注目は共産候補が2候補当選成るかどうか。 前回の選挙では中位以上で2候補当選していますが、各地で共産候補が票を減らしているので決して安泰だとはいえません。 奇しくも先週、岩手県磐梯町で “定数プラス1” の選挙で1人擁立した共産候補が落選してしまったばかりですし・・・

◎福島県・西会津町議会議員選挙(定数12/13人)

　“定数プラス1” の選挙に現職10人、新人3人が立候補。 党派別では共産が現職1人立てています。
　こちらも紫波町議選と同様に共産候補が当選できるかが見どころ。 前回は8位当選で当落ラインより約80票多く獲っているので、普通に考えれば固い、ハズなのですが、、、

◎茨城県・鉾田市議会議員選挙(定数18/19人)

　こちらも “定数プラス1” の選挙。 現職15人、元職1人、新人2人が立候補し、党派別では公明が2人、共産が1人立てています。
　前回次点で落選した元職の方がポスターや公報を見る限り「アレ」な感じがプンプンしており、その方が再選成るかを注目しています。

◎神奈川県・大磯町議会議員選挙(定数14/24人)

　コチラはこれまで紹介した選挙とはうって変わって、10名落選するという激戦です。 現職10人、元職2人、新人12人立候補しており、党派別では自民、公明、共産が2人ずつ、維新が1人、地域団体が1人立てています。
　地域政治団体「新党みんなの大磯」は昨年11月の町長選に代表が立候補していましたが6人立候補する乱戦の中、最下位で落選しています。 ちなみにその代表は2019年の参院選で沖縄選挙区からN国で立候補しているため、そーいう方であり団体であろうと考えざるを得ません。 今回の候補は団体代表の方では有りませんが、公報を見ると『地域通貨発行』『コオロギはNO』と掲げており、「アレ」では片付けられないヤバい団体と見て良いでしょう。 有権者の懸命な判断に期待します。

◎岐阜県・七宗町議会議員選挙(定数8/10人)

　現職7人、新人3人が立候補しており、全員が無所属です。

　七宗町は町長選の取材で行ったコトが有りますが、1955年に2つの村が合併して誕生した町で、駅地下の地区とそこからクルマで約10分の山道を走ったトコに有る集落の2つに分かれており、町長選はその2つの地区(2つの旧村)の争いが続いていました。 この町長選も恐らく2つの地区のどちらが多数を取るかの争いになるのではと思われます。

◎和歌山県・那智勝浦町議会議員選挙(定数11/14人)

　現職が6人に対し、元職1人、新人7人立候補という顔ぶれがガラリと変わるであろう選挙です。 党派別では共産が元職を1人、公明が新人1人出しています。
　共産候補は2015年から1期務め2019年は不出馬とした方です。 共産党は後継候補を立てられなかったのか2019年は候補者無しでしたが、8年ぶりの議席奪還を狙って立てた候補が前々回に当選した元職(75歳)その人という・・・　人材不足は深刻のようです。

◎徳島県・勝浦町議会議員選挙(定数10/13人)

　現職8人、新人5人立候補し、党派別では共産党は1人立てています。
　共産候補は5期目を目指すベテランのようですが、過去3回(2019年は無投票)はいずれも下位で当選しており、落選が3人出る選挙で議席を確保できるかどうかが注目です。

以上となります。
候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。

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