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✓星を継ぐもの

▽あらすじ
月面調査隊が深紅の宇宙服を纏った
死体を発見した。
すぐさま地球の研究室で
綿密な調査が行われた結果、
驚くべき事実が明らかになった。
死体はどの月面の基地所属でもなく、
世界のいかなる人間でもない。
ほとんど現代人と同じ生物で
あるにも関わらず、五万年以上も
前に死んでいた。
謎は謎を呼び、一つの疑問が
解決すると何倍もの疑問が生じてくる。
やがて木星の衛星メガニデで
地球のものではない
宇宙船の残骸が発見されたが…。

▽感想
1980年初版ということもあって
なんとなく読みにくい。
訳本は得意だけど、今回は
少し読みにくなあという思いが
頭の片隅から消えなかった。
難しい単語も多くて調べながらだったので
読むのがなかなか進まなかった。

近未来で宇宙に進出みたいなシーンも
あったけど、作中ででてくる西暦が
2029年だった…もうちょっと!笑

物語も、謎が謎を読んで
一つ解決したらまた問題がでてきて
の繰り返しで、またその問題を
今を生きる学者たちが
持てる知識をフルに使って
ぶつかっていく様は
読んでいて気持ちが良かったし、
読みがいがあった。

今より進んだ頭脳を持つ人間がいた
なんて分かったら、今の私たちは
どんな話題になるんだろうなあ。

諦めずに最後まで読んでよかった!
と思える終わり方だったなあ!

70年代にこの物語が
考えられたんだとしたら
すごい想像力!

星を継ぐもの/ジェイムズ・P・ホーガン/創元SF文庫

↳試し読みもありますので、ぜひ!

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