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Half My Life 〜 僕の半生(1)

僕は1973年7月4日に生まれた。

幼稚園の時はいつもにこにこしていたらしく、そのまま「ニコニコ」というあだ名だった。

1978年に幼稚園に入園、80年に小学校、86年に中学校、89年に高校に入学し、その年に中退した。

つまり1980年代は僕にとって学生の時代だった。学生時代は僕の人生において平和な時代だった。

しかしながら、僕はその後の人生において自分や自分の身の回りに起こる運命的な出来事に翻弄されざるを得なかった。
僕は根は明るい性格だと自負しているが、心に闇を抱えているとすればほとんどはその頃の出来事に由来している。

僕は道南のある町で生まれ育った。
家庭は貧乏で両親は共働きだった。
父親は大工で、母親は障害者施設で働いていた。
父親の収入は低く、母親の収入のほうが高かった。
僕はあまり人を憎めない性格だが父親だけは憎んでいた。
僕の父親は弟や姉と僕を差別して扱った。
僕に味方してくれたのは母親だけだった。

それでも1989年10月に高校を中退するまでは姉弟とも仲が良かったし、比較的平和に暮らしていた。

1989年は平成という時代が始まった年である。

僕の激動の時代は平成という時代と共に始まった。

僕は1986年のバレンタインの日にある同学年の女子から告白された。
まだ中学校に入る前だったが彼女と中学1年の時同じクラスになったせいもあって、それと同時に付き合った。
しかし、2年の時に別れた。
彼女はいわゆる恋に恋するタイプの女の子だったので肉体関係はないまま終わった。
当時と今では中学生の恋愛事情は大きく違っていたせいもあって、結局中学の時、同学年で異性と交際したのは僕と彼女だけだった。

しかし、女性と交際した経験も同学年で一番早かった一方で失恋した経験も一番早かった。

中学の時は僕の自分の人生で一番友達が多かった時だったが、失恋した時も彼らの誰に話しても失恋の辛さなどわからないだろうと思っていた。


2020.7.26加筆修正

2023.7.12加筆修正

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