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インベスターZ 第12巻 名言集+α

概要

企業のブランド力の上げ方について考える話

名言集

この本は日本人の細部への徹底したこだわりの極致!
これぞ日本企業の真骨頂!
会社四季報を発行している東洋経済新報社はいわば究極のオタク出版社だ!
by松井秀樹
#四季報

小さな器の中に食材が細かくきっちり詰まっている
キレイに彩りよく
これが日本人にとってたまらない!

小さな箱の中にも美を求め
文化にまで高めていく
日本人の執着心と探究心を具現化したものがお弁当なんだ!

まさしく四季報は企業情報のお弁当!
そして投資は旅だ!
四季報を持って
経済の壮大な旅に出よう!

by松井秀樹
#執着心
#探究心
#企業情報

創業当初からバカでかい
企業なんてないってことさ
はじめはみんな中小企業だった
情熱あふれる若い経営者が
独創的な商品を開発して売り出し
商品が売れてくると
生産力増強のため
資金を集め
さらに規模を拡大し
どんどん成長していった
みんなはじめはベンチャーだった!

by神代圭介
#ベンチャー

血縁にこだわるより
企業存続が大事
この理念を守り通した企業が100年続くのです

by財前孝史

とにかく日本人はなんでも作る!
優れた技術だと思えば

ありとあらゆるものを片っ端から分解して
組み立ててみる!
その精神の源流は
おそらく鉄砲…
種子島時尭のDNAが
日本人の技術者に脈々と
受け継がれている
それが日本の誇る
グローバルに活躍する企業の強さの秘密
世界を席巻する
商品開発の原動力は歴史にあった

by財前孝史
→日本人は細かい作業も苦にならないことも関係して、分解して、組み立てるという作業を行い、複製する。
これが日本人の技術者に脈々と受け継がれている。
#鉄砲
#種子島時尭
#グローバル
#商品開発

跡を継ぐのは大変だぞ
特に「人脈」の相続が何よりも大変だ
資産の相続も大変だ
先祖が築いた遺産を守り
その跡を継ぐことは
茨の道を裸足で歩き続けるようなもの
その道は一生死ぬまで続く
その覚悟だけはしておけよ

by麻生巌
→経営者を支えているのは、まずは、人脈が一番の財産だが、引き継げるのは親世代の人脈ばかりで、同世代の人脈は自分で気づいていかなくてはいけない。自分が何者でもなければ、出会った人たちも結局は離れてしまう。また、莫大な相続税に振り回されているそのため、守ることに毎日必死なんだよ
#麻生巌

幼い子供には少なく伝える
そして常に危機感を抱かせる
これは資産を持つ家の普通の教育だよ
現状と将来を冷静に分析
把握し適正規模で充実を図る

by麻生巌
→幼いうちから危機感をもって、どうしたらいいのかを考えさせる。そして、現状と将来を冷静に分析し、油断せず、日々臨戦態勢で備えを怠らない必要がある。

最初の事業に
固執することなく
時代に対応して
正しく変化し続ける
こういう企業が生き残るのだ!
by藤田繁富

国を変えるのは
金の力じゃなく
人の力だ
そして地方が変わることで
はじめて国が変わるんだ

by麻生巌
→人が生まれて、育って国となる。
しかし経済と文化が都市にだけに集中していては本当に豊かとは言えない。地方で生まれて育った人々が地方を変え、そして地方が元気に変わることでようやく国が変わる。

地方には金がある
それを有効に使う人間がいないだけなんだ
by麻生巌
→地方には金がないから、なにもできないと地方の人たちは思っているが、それは完全な間違いで跳べないバッタになってしまうだけ。(バッタをバケツに入れて蓋をする→するとしばらくして、蓋を取ってもバケツの高さ以上には跳べなくなってしまっている状態。本来の飛躍力ならば軽々とバケツを超えられる。)
地方の状況も自分で限界を決めてしまって、それ以上のことはできないと思い込んでいる。なので、でっかい絵を描く才能が必要で、「資金を有効に使える人間」や「今ない需要を作り出せる人間」が必要!

融資で稼ぐという金融機関としての原点を再評価するべき
地方の企業は消極的にならずに
今こそグローバルな視点で情報を得て
咀嚼し積極的に事業を展開していくべき
そうすれば地方の銀行もどんどん融資が可能となって
銀行本来の事業で稼ぐようになる
こうした循環が起こり始めれば
行き場のなかった膨大なお金が市場に出て
地方経済は必ず復活する!

by麻生巌
→地方経済が弱くなった主な理由:長引く不況で地方の人たちの視野が狭くなりお金を使うという発想が弱くなって魅力的な事業アイデアが出にくくなってしまったことが大きな要因で、地方の企業が事業のためにお金を借りなくなったため。
なので、自分たちの価値や立ち位置をグローバルな視点で見直し、再定義したうえで、事業を考えていけば、まだまだ地方でお金を活用するアイデアはいくらでも出てくる。
#融資
#地方
#銀行

プロジェクトは大勢の人間が寄ってたかって
議論して作り上げるものではない

一人の人間がみんなの前で白い紙の上に
一筆書きで一気に書いたもの
そういうものが歴史に残り遺産となる

会う人たちに言いまくれ
10年言い続けたらその計画は必ず実現する

by麻生巌
→「みんなの意見」は責任を恐れる人間には、甘美な誘惑となるが、そこからは陳腐で平凡なものしか生まれない。まず「こういうものを作る」という絵を描き宣言し、それを大きな旗に記し、人々の目につく高い場所に、そのデッカイ旗を立てる!そして会う人に言いまくることで、実現する。
※血統が必要となることが多い。できたら、すごいことになる!

自分の所与の条件を冷静に認識し、可能ならば優劣の視点に拘ることなく受け入れ、感謝をし、ポジティブな感情でことにあたる。これは人生で何らかの目標を持つならば、極めて大事な心構えの一つだと思います。
by麻生巌

日本の国力が今後、財政面や経済力で地盤沈下していくのは避けられないと思っています。
今の日本は世界水準で見ても平均以上の生活ができるし、教育を受ける環境や働く機会にも恵まれている反面、その事に感謝している人が少ないように感じます。 環境への不満は言うくせに先人と比べて真剣に生きていない。 そうではなく、食い詰めて海外に出て行った人達のように、ガッツを持って挑戦していく人材を日本から輩出したい。
地方で生まれ育った人々が地方を変える。そして地方が変わることで、初めて日本という国が変わる。 いつの時代も、国を変えるのは人の努力である。厳しい地方にいるからこそ見えてくる景色が、きっと日本の未来へ活力を与える道標になるよう に感じます。

by麻生巌

四季報読破をしていると株式市場の相場観が身に付き、先の流れがある程度みえるようになるのです。
とっつきにくい。そう思う人は、ページをめくって目に付いた会社の事業内容を見てください。
私たちの生活はすべて企業とつながっているのだとわかります。

日々の観察と記録によって、「つながり」に気づくことが大事なので。
未来を予測するカギは遠い先ではなく、実は目の前にあるのです。

by四季リサーチ代表取締役 渡部清二
→日経平均などの主要データを毎日ノートに日々の動きを手書きで追っていくことで、相場の転換点や、事件・事故との関連性などが段々見えてくる。ニュースも株価も、単体で見ていては流れが分からない。
#株式市場
#相場観
#日経平均

トピックス

四季報

<歴史>
・1936年(昭和11年)6月創刊
 昭和恐慌で経済はどん底、国民は疲弊し軍部がクーデターを起こした動乱の年(1936年2月26日)。全上場企業299社の情報をまとめた情報誌が発刊された。
→経済がメチャクチャで混乱している時代だからこそ情報が大切だということで、経済情報誌を出す。そして、出版されたということは、需要があったということ。
#昭和恐慌

<特徴>
・全上場企業の情報がまるごと一冊って本を出しているのは日本だけで、世界にはない。
・80年近く発行が続いている(株式取引をする人が、80年間いたということ。)
・企業は、年に4回正確な情報を提供する必要があり、市場からも監視がされているということ
→緊張感をもって、経営をする必要がある。

企業と投資家と四季報の
三者のバランスがしっかりと取れているのが日本の証券市場。

企業:古くから変化に素早く対応し、道徳心が強合理的経営で存在し続けてきた日本の企業
投資家:日本経済を成長させて国を強くしようとし、四季報を読んで出資する投資家
四季報:企業の情報を網羅することで80年間にわたって株式市場の監視を行い投資家と企業の信頼関係を構築してきた四季報

100年続く企業の特徴

・変えること:変化に対する適応能力が高い(革新)
・変えないこと:ブランドを守る哲学や姿勢は一貫して変えない(保守)
→保守と革新のバランスをうまく取る必要がある
・商人道:日本の商業は、利益よりも信頼優先の人間性を求めているので、欲を出さず、正しく清潔な商売をする必要がある。
・日本人は合理的:襖、障子、畳など統一規格で揃えられており、設計開発が容易になる。100年続く企業は徹底した合理性を取り入れて、貫いている。
・バカは切る:血縁を優先させて、長男に経営をさせるのではなく、オーナーとして君臨させて、経営自体は番頭にやってもらい、冷静で客観的な判断をしてもらう。
「血筋にこだわるより企業存続が大事」この理念を守り通した企業が100年続く。
・正しい方向で変換し続けることが必要
 →時代のニーズに的確に合わせて、事業を的確に変化させ、変化の波を乗り切ることが必要
・拠点は変えない(創業の地に根を下ろしているからこそ、東京などの都市でも成功できる)
・人材を育てること

老舗の特徴

・上場してないところが多い(約98%は未上場)
 →お金がいらないから、資金調達が不要で、上場していない
  上場してしまうことにより、買収されてしまうリスクが生まれる。
・ブランド力がある
 →誰もが認める価値がある。⇒信用力こそがブランド力
・ブランド力を身につけるためには、その業界で1位を獲得すること(トップシェアを取ること)
#老舗

鉄砲伝来の日本の歴史

1543年:ポルトガルの貿易商が種子島にたどり着いた。
領主の種子島時尭は、使ってみるためと分解するために、1億円相当代金で2丁の鉄砲を購入。
分解し、構造を研究し、1年で種子島という鉄砲を作製し、大名たちに販売を行った。
ポルトガルの貿易商が再び鉄砲を売りに来たときには、日本には日本製の銃が出回っており、大儲けすることが出来なかった。また、鉄砲が出回っていることにより、外国からの攻撃に対して防衛にもなった。

企業のブランド力を上げる方法

⇒ブランド力とは、企業の心
種子島時尭に一人にまとめることができる
ポルトガルの貿易商が持ってきた鉄砲を「スゴイ!」と感動できる心
「これはいったいどうなってるんだ?」と解明したくなる好奇心
「この素晴らしい技術をまずは学ぼう」とする謙虚で素直な心
「自分も同じものを作りたい」と思う挑戦心
そして完成するまで頑張る消してあきらめない心
すべて心!
#ブランド

学んだこと

・四季報を読んで、情報収集する
・正しく清潔な商売をする必要がある。
・日本人は細かいことをやることに苦手意識はないので、そこを活かす
・ブランド力を向上させるためには、心が大切
→スゴイ!と思うこと。それを徹底的に解明し、複製し、リバイスする!
・お金も大切であるが、もっと大切なものは人の力!
・ニュースや事故と株価を紐づけて考える

やってみたら面白そうなこと

・分解して、コピーできるものをやってみる。
・米国市場の四季報を作ったら面白いかも
→文化が違うから売れないかもしれないけど。

登場人物

主人公 中学1年 財前孝史
投資部主将 高校3年 神代圭介
投資部副主将 高校2年 渡辺信隆
投資部 高校1年 富永大貴
投資部 中学3年 安ヶ平慎也
投資部 中学2年 月浜蓮
用務員&藤田財団との連絡調整係 ゼンさん 木村善吉
初代投資部主将 財前龍五郎
初代投資部 小野民助
      原精三
道塾学園現当主 藤田 繁富
道塾学園OB ベンチャー企業創業 リッチーさん(日下部剛)
道塾学園 投資部OB 加藤さん
           松岡さん
           白川さん
           鏡さん
           中島さん
           糸井さん
          下小路さん
道塾学園 財前クラスメイト 松井秀樹
道塾学園 社会科教師 野々村実

桂蔭学園 投資部 
藤田財団の孫 藤田 美雪
町田 倫子
久保田 さくら
久保田さくらの母

藤田財団の孫 美雪の兄 藤田慎司
元就活生 倫子の姐 町田浩子

ホリエモン(堀江貴文)
京都大学 中川さん

株式会社ユーグレナ 代表取締役 出雲 充氏
合同会社DMM.com 会長兼CEO 亀山敬司氏
楽天株式会社 代表取締役会長兼社長 三木谷浩史氏 

トレーダー兼株ドットコム講師 窪田剛氏

麻生グループ 代表取締役 麻生巌
四季リサーチ代表取締役 渡部清二

投資は自己責任で♪

是非12巻読んでみてください!


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