趣味と自分が1対1でいられない
私は読書、スケボー、ゲーム、絵、ダンス、筋トレ、ファッション、お笑い、すべてに「浅い」。いうなれば、ぜんぶの「にわか」だ。
サブカルチャーの世界では、浅いことはダサいことである。
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平成の初期には、べつにどの趣味に対しても浅くてよかった。
浅いことやにわかであることを、誰にも非難されなかった。もしかしたらパソコンで当時の2ちゃんねるを覗けば、誰かが悪口を書いていたかもしれない。
でもそれでよかった。趣味にハマっていくとき、自分とそれの1対1の関係があったのだ。
今は中途半端が許されないような気がする。趣味をやっている自分がどう映っているかまでを意識してしまう。
黒板の文字を消している時のようだ。自分と黒板という1対1の作業なのに、やってる自分の後ろ姿がどう映っているか気にしてしまう。
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アニメを倍速で見ることを非難する人もいる。どんな音楽を聴いているかによって、その人がダサいと判断されることもある。
ほんとうはどう楽しんでも楽しいはずなのに。