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あのとき、私のSTORYが動いたんだ

ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ・NEWS。私の人生は彼らなしでは語れません。
2003年のデビュー時には9人いたメンバーも、度重なる脱退により2011年からは4人で活動していました。活動も人気も安定してきて「これ以上メンバーが減ることはない」と思っていた矢先、再びメンバーが1人脱退し、2020年からは3人で活動しています。

2020年3月。2017年から始まった「NEWS」の頭文字をとった4部作の集大成である「STORY」のコンサートが中止になりました。コロナウイルスの影響で何度か延期の案内がされていたなかでの中止の決定は失意そのものでした。
2021年4月。1年延期になったコンサートがついに開催されました。4人での開催が叶わなかったステージ。去っていったメンバーのことを想い、同時に目の前で全身全霊で歌うメンバー3人の想いに触れ、涙が溢れました。

コンサート終了後、「バラエティやドラマ、雑誌で頑張っているメンバーも大好きだけど、やっぱりファンの前で歌って踊る彼らが1番輝いてる」と思いました。
そして「今の私は全く輝けていない」と、そう思いました。

その頃の私は職場の人間関係に疲弊していました。
会長の顔色ばかりをうかがう取締役たち、「部下は俺のマリオネットだ」と豪語する上司たち、口を開けば不平不満の同僚たち、「尊敬できる人がいない」と次々に退職していく後輩たち。
そんな環境に私の心は枯れ果ててしまっていました。

コンサートから5日後、私はある決心を胸に出社しました。そして「今日で辞めます」と8年半勤めた会社を電撃退職しました。
当時、会社の中核となるプロジェクトの運用責任者だったため、会社側はいろいろ提案してくれましたが、辞めると決めた私にとってそれらの提案はただの言葉にすぎませんでした。
そして2021年4月23日。私は晴れて自由の身になりました。

それから1年後の春、私はフリーランスという道を選びました。
私に「自分の人生をコントロールする力」があることを思い出させてくれたNEWSはこれまでも、これからも私のミチシルベです。

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