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琵琶湖固有種の淡水魚「ほんもろこ」が湖岸に押し寄せ、産卵を始めています。絶滅危惧種に指定されていますが、様々な対策のおかげで復活の兆しが・・・

こんにちは、DJムッチーです。
釣り好きの友人が、琵琶湖の「ほんもろこ」の産卵が始まったよ、一緒に見に行かない?・・・と誘ってくれました。
釣りをやらない僕を誘うからには、よほど見応えのあるものだろうと思って彼の車で見に行ってきました。
「ほんもろこ」についての知識は、鯉の仲間の小魚であること。すごく若い頃、京都の料理屋さんで佃煮をいただいたことがあるぐらいですから、その産卵がどんな物かは想像がつきませんでした。
(SEXYなものでないことは想像がつきましたが・・・)

オスメスが体をぶつけあって産卵

友人が教えてくれたことによると、「ほんもろこ」は、琵琶湖の固有種で体長10~15cmほどの小魚で、鯉の仲間。普段は水深5メートルぐらいの比較的深い所に生息しているそうです。
1990年代中頃に数が激減したので、絶滅危惧種に指定されています。
そのため、今では京都の料理屋さんでは高級魚あつかいらしいです。
絶滅を避けるために埼玉県が全国で初めて、水田を利用した養殖を成功させているので、ひとまず安心ですね。
僕が以前食べたのは、1980年代だったから僕の口にも入ったのでしょう。
今食べるなら京都より埼玉の方が安いかもしれませんね・・・(笑)

 琵琶湖の固有種でコイ科タモロコ属に属する淡水魚。

琵琶湖の湖東に到着して、波打ち際から湖水を見ていると、数百匹の群れが姿を現らわしました。「ほんもろこ」達はパシャパシャと跳ね回って体をぶつけ合って交尾と産卵をはじめました。卵は波打ち際の岩場や植物に産み付けられます。
その激しさに、網を携えた友人は唖然としてしまって何もできずにいます。僕はと言うとなんだかニヤニヤしてしまいました(笑)

激しい交尾と産卵

絶滅を避けるために

帰り道に、あんなにたくさいるのに、どうして絶滅危惧なんだろうと友人に質問すると。琵琶湖を管理する滋賀県の努力で、「ほんもろこ」の天敵の外来種の駆除が進んだから、戻ってきているのだと教えてくれました。

美味しく頂きましょう

琵琶湖で獲れる鯉科の魚の中で一番美味しいと定評があるのが、「ほんもろこ」と言われているそうです。
鮮度のいいものを素焼きで食べるのが、最も美味しい食べ方とされていますが、うま煮、佃煮、天ぷら、甘露煮、南蛮漬けも美味しいです。
珍しい所では、なれずしは珍味ですよと、帰りに寄った錦市場の川魚を扱うお店の方に教えていただきました。
僕が止めたこともあって、友人は「ほんもろこ」を一尾も掬えなかったので、買って帰ろうとしましたが、高すぎて手が出なかったようです(笑)

京都の錦市場では高級魚
鮮度が良ければ素焼きが一番
ほんもろこのなれずし  酸味も臭いもきついものの、味わい深いらしい

友人のおかげで近場の楽しいドライブ旅行ができました。
産卵は、6月頃まで続くので興味のある方は出かけてみてください。

それでは、今日はこの辺で失礼します。
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じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

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