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3月8日は国際女性デーです。シンボルは黄色いミモザの花、ピンクの花ではないようですね。感性トレンドは、同一化から多様性に移りつつありますね・・なんとなくバブル期に似てるような気もします。

こんにちは、DJムッチーです。
今日は、国際女性デーですね。すばらしい役割を担ってきた女性たちによってもたらされた勇気と決断を称える日なのだそうです。
昭和生まれの男性は、女性の代表といえば「お母さん」が頭に浮かぶような気がします。そして働く女性と言えば「先生」じゃないでしょうか?
女性が家庭から社会へ出ることで、新たな幸福を求めるようになったのは、非常に良いことだと思いますし、社会の成熟を早めることだと思います。
なのに、企業の意思決定者に女性が少ないのは困ったことですね。機会が平等に与えられていて、そこに女性が挑まないのなら仕方がないですが、そんなことはないのではないかと、マスコミの端くれで仕事をしていて強く思います。ただ女性だけの組織と言うのも、成り立ちにくいような気もします。

3代目スペーシアからピンク色が消えた

国際女性デーのカラーは、黄色いミモザの花の色です。これは運動の色で女性を象徴する色にはならないでしょうね。僕がヤングの頃は、女性を象徴する色と言えばピンク色でした。僕がCM制作に参加した電機メーカーのきれいなお姉さんになるのための美顔器や脱毛器、ドライヤーは本体もパッケージもピンク主体でした。ひと昔前の現代的女性カラーだったんでしょうね。
もっと昔は、男が青もしくは黒で女が赤だった。それは、ランドセルやカスタネットの色に現れていました。
ところが、前出の電機メーカーの最新のカラーは、華やぐピンクからモノトーンへ変貌を遂げています。
象徴的なのが、スズキの3代目スペーシア。新型モデルのラインアップからピンク色が消えたのでした。そして加わったカラーが、「ミモザイエローパールメタリック」。スペーシアと言えば、子育て世代の車と言う位置づけだったのでお母さんにも受けるピンクをラインナップしていたのだそうです。しかし、男も子育てをする時代、スズキのデザイン担当者は「男性だから、女性だからといった概念はない。明るくて生き生きとした印象のある色を選んだ」と語っています。ミモザイエローと言うのが象徴的ですね。

ミモザイエローパールメタリック

ピンクと言わずに、さくら色、もも色と言い換えれば

1970年代にピンクのヘルメットで避妊用ピル解禁訴えた「中ピ連」という女性団体があったのを覚えている人は少ないでしょうね。この時は、ピンクが女性の象徴でした。自らピンクを着てたのですから、女性色があると言ってるようなもので面白い時代でしたね。でも、女性だって発言するんだという精神は決して悪い物ではないですよね。
ピンクと言う言葉には、ピンク映画を代表とする性愛の意味が多分に含まれています。この辺が、女性には気持ち悪いのかなとも思っています。
そういえば、クレヨンにはもも色という名前が使われていますよね。
(話はそれますが、なんでクレヨンの緑だけヴィリジアンなんですかね)
「桃色吐息」と言う歌が流行ったから、もも色もいけない事っぽくなってしまいましたね。そこで、ピンクはやめて「さくら色」と呼ぶのはいかがでしょうか。桜は日本の象徴的花で、みんな好きな花です。僕は、さくら色のマニュキアをした細い指が凄く好きなんです。
みなさんは、どうお考えですか?

中ピ連の女性軍団

元は、男がピンクで女は青だったんですよ

アメリカの業界誌「Earnshaw’s Infants’Department」の1918年6月の記事では、「一般的には、男の子はピンク、女の子は青です。その理由は、より決定的で強い色であるピンクが男の子に適しているのに対し、より繊細で可憐なブルーは女の子に適しているからです。」という記述が掲載されています。『オズの魔法使い』ドロシーも、ブルーのドレスだし、『不思議の国のアリス』でも主人公は青いドレスで描かれることが圧倒的に多いようです。女子といえば青というイメージが当時アメリカでは一般的だったようです。
時代が変われば好みの色も変わるという事ですよね。
因みに、女性がピンクをアメリカに定着させたと言われる定説は、ドワイト・D・アイゼンハワーが大統領の妻であり、ファーストレディであるマミー・アイゼンハワーのお気に入りの色が単純にピンクで、「女の子らしい色、ピンク」は次のファーストレディであるジャクリーン・ケネディにも継承されたことによるというものです。みんなファーストレディーがお好きのようですね(笑)

ジャクリーン・ケネディ

男女の機会差別のない穏やかな社会を作りたいと思うのは、誰でも同じですよね。大衆の感性トレンドは、これから直線的なデザインの時代へと向かうと思われます。もうすでに車のデザインは、直線をふんだんに取り入れたデザインが続々登場しています。
ワード的には、日本語とイタリア語のニュアンス(音韻学的なもの)が漂う直線的、直截的なものがしばらくあふれるでしょうね。
でも、色はだけは「さくら色」は追いやらないでほしいと願っています。

それでは今日はこの辺で失礼します。
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じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

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