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山口から群馬を自転車で目指した男の話#4

どうもmuciです。今回は広島市と尾道市までのお話を書きたいと思います。

さらば宮島
 旅3日目の朝、ホテルでぐっすり寝たあと早めに広島市に行かないといけないといけなかったため、朝6時あたりに起きた。まだ周りの人は寝ているため、抜足、差し足、忍び足でゆっくりと準備していた。準備し終えたあと一声ポール挨拶しようかなと思ったが物音せずにぐっすり寝ていたため「いっか」と思いながら出発した。
 天気も良く、海の綺麗に見え清々しい気持ちになりながら広島市に向かった。

いや分かっていたけどここは神聖すぎて、、、
 数十キロ走ったあと広島市の区域に入った、私がなんで広島市に向かっていた理由は、、、、、、

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そう、よく総理大臣などが訪れている、平和記念公園などに行きたかったのである。到着したときは、朝の8時あたりであり、もちろん人は少なかったのだがそれでも、ものすごく静かだった。ここはほんとに馬鹿騒ぎなどしてはいけない場所だとすぐ分かった。私は、小学生のとき「はだしのゲン」を見ていたが、当時それを見ていたら私は衝撃的だった。その事もあって実際にここで起きていたのかとしんみりとなりながら広島平和都市記念碑に手を合わせていた。

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 平和記念公園を後にし、原爆ドームに向かった。当時の破壊された状態で保存されているらしく、近くで見たときなんとも言えない気持ちになった。近くに外国人旅行客もいたが静かに原爆ドームを見ていた。言葉はわからなくても流石にこの雰囲気ならみんな静かになるか、と思いながら他のところを散策していた。ちなみに写真に写ってる川は原爆を落とされたとき、被曝した人たちが体についた火を消すため飛び込んでいた場所らしい(恐ろしい)平和記念資料館にも行きたかったのだがきたのが早すぎたためまだやっていなかった。このまま待っても今日の最終目的地である尾道にたどり着かないため、資料館を後にした。
 次に広島城に向かった。

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広島城があるところはまわり堀などの水で入るための入り口が限られていた。そのうちの一つが写真に写っている場所であるがここは自転車で入っても大丈夫なのだろうか?と疑問に思いながら恐る恐る入っていた(のちにおっちゃんがママチャリで入っていたの大丈夫だと確信していた)入っていくと中は結構広々としており、広大な敷地の中に「広島護国神社」と呼ばれる神社があった。

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ここは、明治元年12月に創設されたのだが戦争の影響などで焼失してしまったりしていたのが何度も整備されて平成21年に130周年記念という事もあり、大きく整備され現状のようになっている。
 旅の際に事故が起こらないようにと神社にお参りし、広島城などを後にした。

え、初めて見た!?
 自転車漕いでいると電車が見えてきた。「電車かぁー」と思っていたら目を疑った。

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路面電車であったのである。関東生まれの関東育ちであったため、路面電車などは謀ジャンプ漫画の「こ○亀」での描写やテレビとかでしか見た事なかったため、見たときは興奮していた。乗りたいなと思ったが自転車や荷物、それに時間がなかったため「ちきしょう」と思いながら尾道へ向かった。(しっかり写真は撮っておきました笑出たな赤いやつ

出たな赤いやつ
 尾道に向かっている途中、だんだんと異様な雰囲気に包まれていった。周りを見てみるとどこかで見たような赤い帽子や赤い服をきている人がちらほら見えてきたのである。何々?と思って自転車を止めて携帯で位置情報を見ようとしたとき、、、

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いやゃゃゃと声が出そうなぐらいびっくりした。なんと近くにカープ球場であるMAZDAスタジアムがあったのである。

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野球のことはあまり知らなかったがなんかこれも記念だしと考え、写真を撮っていた。試合があったのかやけにカープファンが多く、取り込まれないうちに行こうとすぐさま出発した。(だってなんかカープファン怖いんだもん笑)

これはほんとにそう思う
 尾道を向かうため、広島市を出たあと東広島市にきていた。呉市の方から行ってしまうと尾道に着くのが夜中とかになってしまうため海沿いからいくのではなく、山道を通る国道34号から向かっていた。道中、坂道などが多く自転車に荷物を積んでいるため足が死にそうになっていた。しかも天気がよく炎天下であったため、途中休憩入れながら進んでいた。走行していると大きな看板が出てきた。

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よく山道とかではこういった看板をよくみると思う。なんだか知らないがこの看板を見たとき「確かに」と感じていた。最近では車に限らず、歩きスマホをしている人が多く、電車とかでもよくぶつかっていたりする。少し、チラ見する程度ならいいのだが、酷い人はずっと見ていたりする人がいる。おいおい頭のてっぺんにでも目玉があるのかと思うぐらい携帯を見ていたりする。そういった人たちにこの看板を見てほしいものだと看板の前で休憩していた。(余談)

ついに見えてきた!!
 3時間か4時間ぐらいかけて山道を抜け、やっとこさで海が見える場所にきていた。海が綺麗だと思いながら海沿いを走っていた。

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実際に走っていたのが写真に写ってる場所であるがすごく気持ちよく絶好のサイクリング日和であった。走っていると、、、、

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「ふぉぉぉぉぉ!!あと10キロやん」とこの道路に書いてある表記を見たときとても嬉しく思った。それもそのはず、昼間のほとんどはどこを見ても森、森、林、のような山道を走っていたので尚且つ坂道もあり、少しメンタルがやられていたのである。海とあと10キロということを知ってしまえばほとんどの人は歓喜するに決まっている(たぶん笑)テンションが上がった私はそれまでの疲れも忘れ、海沿いを楽しく走行していた。途中、写真が撮れそうな場所があったため、、、、

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パシャリと写真を撮っていた。なんかジブリとかに出てきそうな雰囲気だなと考えながらこのとき、写真を撮っていた。

ついにつきました、尾道!!
 海沿いを走行しているとだんだん建物が増えてきてついに、尾道市に到着しました。ほとんど昼間からずっと自転車を漕いでいたため疲れていた。
 宿泊する場所には向かわず、尾道にきたら行きたいと思った場所に向かった。

ONOMICHI U2へ

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まず行きたかったのが海軍倉庫をリノベーションされた「ONOMICHI U2]と呼ばれる複合施設だった。2014年にオープンし、中にはオサレなレストランやカフェがあり、ここにはなんとホテルも入っていた。このホテルは自転車も部屋に入れることができ最高の場所であった。(けどお値段が高すぎて止まれなかったけどね笑」他にも自転車をレンタルできる場所などもあった。
 尾道は自転車好きなら知られている「しまなみ海道」の出発地点であるため、自転車関係が充実している。よく旅番組や旅行雑誌に特集されているため、人気なのだろうと感じた。

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中にはこんな芸術品とかもあった。見る人によると思うが、わたし自身これを見ても「ほぇ〜」というぐらいであった。ほんとに今でもそうだがあんまり芸術に関してはわからんことばかりである。施設の中はお土産ショップなどもあったため、その地域限定のお酒なども買ったりした。

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(なんかかごもオサレすぎでしょ笑)

いよいよ宿泊場所へ
 お酒を買ったあと(まだ飲んでません)やっとこさで宿泊先についた。

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 今回泊まる場所は、「尾道ゲストハウスフジホステル」さんに決めていた。ここは小さい子供を持つ夫婦が経営されているゲストハウスである。ゲストハウスとは共有リビングを有した場所であり、普通のホテルに比べて、初対面の宿泊者同士・宿のスタッフ・地域の人々など、他者との繋がりを重視した共用空間を設けたところのことである。
 最初、入り口にきたとき「ほんとにここかな?」と思いながらうろちょろしているとオーナーの奥さんが出てきて「今日ここ泊まるお客さん?」と言われ、ここが私が宿泊する場所だと分かった。中に入ってみると値段表記などが書いてあった。

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ゲストハウスは普通のホテルに比べて、一泊が安いため、旅にはもってこいなのである。(それにしても安いな〜)ちなみ宮島の方で泊まったところもゲストハウスである。(山口から群馬を自転車で目指した男の話#3を参照)
 部屋の種類にはドミトリーと個室が分かれていたが、個室は高いため迷わずドミトリーにした。(だってお金そんなないし笑)
受付をしているとき、オーナーの夫婦に「自転車旅?」と聞かれ、旅の経緯について話し、盛り上がっていた。受付を済ませて自転車を宿の入り口に入れさせてもらい、指定されたベットでゴロゴロしていた。流石に、ついてそうそうゴロゴロしてはもったいないため、オーナー夫婦に美味しいお店の場所などを教えてもらいそこに向かった。(めちゃくちゃ優しくてなんならご飯屋だけではなく、おすすめのお土産屋さんとかも教えてくれた)

さっそく自転車でレッツゴー
 自転車を使い、目指した場所はオーナーさんにおすすめされたアイスクリーム屋さんだった。
「からさわ」

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ここでは基本的にたまごアイスを使用しており、口溶けさらりの絶品アイスであった。結構有名らしく、店内に入ってみると有名人などの色紙などがずらりと並んでいた。アイスモナカが人気であったが店内でも食べられたため、普通のアイスを頼み堪能していた。もちろん食べ終わった後にアイスモナカも持ち帰りで頼み外で食べていた。(めっちゃ疲れてて食べたかったんだもん)
 アイスモナカを食べ終わったあと少し時間があったため少し記念にと写真を撮っていたりしながら過ごしていた。

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うん、良き良き。

早すぎるんだよ尾道!!
 綺麗な風景を写真に おさめようとしていたときふとあることを思い出した。宿泊先のオーナー夫婦におすすめの場所を聞いたとき「尾道のお店は閉まるのが早いから気をつけて」と調べてみるとどこのお店も夕方5時や6時に閉まるところが多かった。そっと時計を見てみると夕方5時を回っていた。「あ、ヤベェ」と思い、急いで今日いくお店に向かった。ところがどっこい最初に向かったお店はもうお店が閉まっており、次にいったお店も閉まっていた。どうしようかとあきらめかけていたとき、1つギリギリやっていたお店があったのだ。

尾道きたらやっぱり尾道ラーメンでしょ
 ギリギリやっていたお店が「尾道ラーメン  壱番館本店」さんであった。
 尾道ラーメンはの背脂を浮かせた醤油ベースのスープと平打ち麺が特徴的な物であり、一度でいいから食べてみたかったのである。自転車を近くに止めて、列ができていたので並んで待っていた。私が並んだ後3組ぐらい並んだところで打ち切りにされていた。ほんとにギリギリやんと思い、安心しながら列に並んでいた。

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 席に案内されてメニューを 見ていた。迷わず、目に入ったのが店長おすすめの角煮ラーメンだった。ってことで

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はいどーん。
 頼んでみて思ったこれは美味しいと。食べてみると豚の角煮が美味しくほっぺたが落ちそうになった。結構量もあり、スープも美味しく堪能していた。

ゲストハウス戻りまーす
 腹もいっぱいになったあと、ほとんどお店もやっていなかったためゲストハウスに戻った。戻ったらまだお風呂に入っていなかったため近くの銭湯に行き、今日1日の汗や疲れを洗い流した。(ちなみに銭湯は遅くまで営業していた)
 銭湯から帰ってきたあと、自転車が置いてある場所を覗いてみるともう一台自転車が 止まっていた。よくみると結構渋みのあるクロモリロードであったため、目を奪われていた。

おや、なんだか同じ匂いがする
 渋みの自転車をみたあと自分が寝るベットに向かったらサイクルジャージをきた人が隣のベットでくつろいでいたのである。「絶対さっきの自転車この人のやん」と思いながら挨拶をした。軽めの挨拶をしたのち私がベットでくつろいでいるとそのかたが私に「もう一台の自転車は君のかい?」と聞いてきた「そうですよ」と話していくうちに「じゃあ、君も明日しまなみ海道を走るのかい?」と聞かれ、意気投合した。そのかたも明日しまなみ海道を走るためにこのゲストハウスに泊まったらしい。しかも話していくと次の日に泊まろうとしていたところも一緒であったため、驚いた。
 そのお兄さん(別名 とらさん)は社会人で長期休暇を利用してしまなみ海道に訪れていたのだ。とらさんは結構自転車も好きであったがアニメや漫画も好きであったらしく、サイクルジャージにもアニメのキャラなどが書いてあるのをきていた。私もアニメや漫画好きであり、なんなら自転車を始めたきっかけも漫画に影響されて始めたのである。(影響されたのは弱◯ペダルではありません)そう、最初にとらさんが着ていたサイクルジャージをみたとき、「この人なら絶対仲良くなれる」と確信していた。

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 買ってきたこのお酒を飲みながらとらさんと自分が旅をしていることやいろんな(アニメの話題が結構多かった)話をしていました。話していくうちに「それなら明日一緒に朝出発しようよ」といってくれたので是非と二つ返事で返した。あっという間に時間が過ぎて時間をみると夜中の12時を 回りそうだった。明日の朝は早く出発するため、寝坊しないように早めに寝ますかと、まぶたを閉じ就寝した。

今回はここまで、次回はいよいよしまなみ海道出発のお話を書きたいと思います。
ほんとに尾道は景色もよく、美味しいお店などがたくさんあるのですがお店が早く閉まるのにはびっくりしました。もし尾道に行かれる方は早めにお店とかに行った方がいいです笑
 最近、文章が長くなっているため次回からはチョビチョビ区切りながら書いていきたいと思います。それでは、、

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