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心電図で命を救う男性看護師　宗形直哉です

今回は入院2・3日目(手術当日〜退院)について感じたこと

思ったことを綴っていきたいと思います。

手術当日にこんなブログを書きました。

朝起きてから感じたことは

「緊張してない」ということ

前日、あまり寝れていないけど

思ったより緊張してないなって感じていました。

朝ご飯は食止めされていましたが

前日の麻酔科の先生から8時までなら

軽食食べていいよと言っていただけたので

ウィダーゼリーを食べて午前中から

パソコンに向かってブログや動画編集

セミナー資料の準備を進めていました。

11時頃にシャワーを浴びて

当然、昼食も出ることなくお腹空いたなと

思いながら水分だけ摂っていました。

12時過ぎると何故かソワソワ・・・

「あれ？緊張してきたかも」と自覚するようになり

13時頃に右前腕に20Gのサーフローをズボッ！

内心「20Gか〜」と思いながらも思ったより

痛くなくてホッとしていました！

今回の手術ではバルン(おしっこの管)は入れないですが

手術中は意識なくなるので漏らしたら迷惑かかるため

一応、リハビリパンツをもらいました！

リハビリパンツ履いた瞬間、「入院患者だ」と

不思議な感覚に襲われました！

いよいよ手術時間の15時になり

歩いて手術室まで行きました。

エレベーター前で知り合いの薬剤師さんに会って

「頑張ってね」と声をかけてもらいつつ談笑して

ちょっと気が紛ました。

手術室に到着し手術室の前室に同期がいてちょっと談笑

同期がいると不安も軽減されますね〜わら

手術室の方の配慮もあり

関わりはないですが、

見たことある男性看護師を2名つけていただけました。

いざ、手術台へ！

モニターを付け、麻酔科の先生から

「鼻から麻酔を噴霧するから苦いけど飲み込んじゃっていいですよ」

「喉にためると変な感じするから」と言われ

噴霧されたらすぐ飲み込みました。

ちょっとすると異変！

飲み込みを意識しないと動かないような

息がしにくいような感覚に襲われました。

液体が通過しただけなのにもう効いちゃうの？と思い

めっちゃ怖い！って思ったのが正直な感想！

酸素マスクを当てて、ゆっくり深呼吸

続いて点滴の側管から麻酔を入れるから刺入部痛いかもと

麻酔科の先生の声を最後に一瞬で眠りにつきました。

イメージはうとうとして眠るのかと思ったら

電気のスイッチを入れたかのように

一瞬で寝てました！

手術後、遠くで名前呼ばれてる気がして

うっすら目が覚めました。

「あぁ、終わったんだ」と思い

自分から声を出そうとは思っていなかったため

ちょっと手を挙げたのを記憶しています。

その後、軽くムセ、酸素マスクをつけました。

今思うと、ムセた時に抜管したのかな？と思っています。

普段、ICUで働いている時に抜管介助につきますが

みんな苦しそうにしている姿を見て、

苦しいんだろうなって思っていましたが

全然苦しいということは思わなく、

ちょっとムセたくらいでした。

術前に麻酔科の先生に寝ると徐脈傾向になることを伝えていたので

抜管後に「手術中、HR＝50台くらいで経過してたよ」と教えてもらえました。

病棟からベッドが迎えに来て

麻酔科の先生から

「ゆっくり自分で動いてみようか」と言われたので自分でゆっくりと移動

まだぼんやりというか、眠い状態でしたが

隣に手術室の同期の声が聞こえたので

ありがとうの意味を込めて手を挙げたのを覚えています。

その後、病室へ移動しましたが

気づいた時には病室に入った瞬間でした。

手術時間は2時間ちょっとでしたが体感的には

一瞬でしたね。

病室に帰ってきた時に、勤務終了している担当の日勤の方が

来てくれて周りのことを手伝っているのを見て

「ありがとうございます」っと心で伝えました。

病室に帰ってくると、胃の辺りがムカムカ

吐かないけど気持ち悪い感覚に襲われたので

自分から「吐き気止め(薬剤名)ください」と伝え

静脈注射してもらいました。

医療者じゃないとこんなこと言わないですよね・・・わら

歯が痛いというより、頭が痛くなってきたので

痛み止めをもらいましたが、まだ飲水できないので

坐薬をもらい、自分で挿肛！

さすがにやってもらうのは恥ずかしいですし

同業者にやるのは嫌ですよね〜わら

麻酔の影響もあり若干眠いながらも挿肛！

すぐに痛みは治まり、嘔気もなくなり

寝ていました。

主治医の先生にも来てもらい無事に手術が終わって

一安心でした。

時間を置いて何回か検温を受けて

飲水の許可がおりましたが

あまり飲みたくなかったのでそのまま

ちょっと動くと気持ち悪くなり

手元にあったモニターを見ていると

HR＝70から徐々に低下し

60、50とHRが落ちていく。

またHR上昇してとこんなに変動あるのか？と

思いながらも横になっていると気持ち悪くなるのも

落ち着いてきたため様子見！

手術後から8時間経過したくらいで

夜勤の看護師さんが見にきてくれたタイミングで

トイレの初回歩行を見てもらい

「大丈夫かも！ふらふらしないし」と思い

よかった〜って安心していました。

手を洗っている最中にまた気持ち悪いのが襲ってきた

すぐにベッドに座ってモニター見てみると

HR＝50、一瞬40台になった

起立性低血圧か？迷走神経反射か？

と思いながら結構しんどくなりました。

麻酔の影響ってこんなに続くのかと

思いながらも就寝

朝起きてもHRの上下があり

今日退院できるか不安になりました。

この調子じゃ、朝ご飯も食べれないよなって

思いながらもお粥を食べ、朝食は半分くらい食べられました

8時半に口腔外科の外来に降りて手術後の診察がありました。

夜間のHR低下の件もあって恥ずかしいのは承知で

一応、車椅子で行きました。

診察前から診察中、体調もちょっと良くなってきました。

先生から「退院いつにする？今日でもいいし明日でもいいよ」と

午前中退院はちょっと不安だったのと、明日退院だと個室代が高いし・・・

色々考えた結果、お昼ご飯食べて14時の退院で決定しました。

この時点では少し不安はありましたが、

診察後は歩いて病室に帰り、気分不快もなく帰れてホッと一安心

少しずつ退院に向けて片付けを進め

無事に退院することができました。

今回は初めての入院、手術、全身麻酔、患者体験と

多くのことを経験させていただきました。

そして、患者になって初めて見える世界があることを

実感していい経験をさせていただきました。

今回の経験を忘れずに今後の看護に繋げられたらと思います。

長くなってしまいましたが

先生や病棟・手術室の看護師さん、声をかけてくれた薬剤師さんや

多くの方に助けてもらえました。

ありがとうございました。

YouTube自己紹介動画(5分44秒)

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〜宗形直哉のプロフィール〜

1991年生まれ、福島県出身
学生の頃に心電図が嫌いになりました。
しかし、ある日を境に心電図が嫌いから
好きになった過去があります。
一般社団法人全国セミナー講師協会 谷口総志
の指導を受けました。
今は
「この一瞬を境に心電図が読めるを実現させる」
を理念に掲げ、心電図のセミナー講師として
活動を開始しました。
その日、その1時間、その一瞬を境に心電図が
難しいから、分かったら楽しいかもと一変する
お手伝いができたらと思います。

◆臨床経験
　循環器内科＋心臓血管外科病棟
　ICU

◆取得資格
　心電図専門士、心電図検定3級、2級
　日本DMAT

◆得意・好きな分野
　心電図、循環器、心臓、災害医療

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