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「絶望」は「心理的安全性」とつながっている

「絶望」の反対語は?

「岩手わかすフェス 2023」のトークセッションに呼ばれて、
『希望学』の玄田有史さんと
ポケットマルシェの高橋博之さん、
といっしょに話をした。

ポケマルの高橋さんは旧知の仲だし、
玄田さんはそもそもわたしの釜石移住の決め手になったのが『希望学』だったので、
リアルで会って話ができるのがとてもうれしくて、
イベントを楽しみにしていた。
(運営にゼミ生のジゴロー<盛岡出身>がいるのも)

トークのテーマは、「これから岩手とかかわる希望」
玄田さんの絶妙なファシリテーション(ひとり語りともいう)、
高橋さんのキレキレのカットイン、
三浦身知子さん(ふるさと回帰支援センター)のほのぼのとした語り、
その中で、玄田さんから
「『絶望』の反対語ってなにか知ってます?」
と矢が飛んできた。

(絶望の反対は希望でしょう、テーマがそうですし)
と思っていたら、
「『ユーモア』なんですって」
と。

ユーモアかあ、と。

ユーモアってなんだろうか。

人の心を和ませるような、ほのぼのとしたおかしみ

広辞苑無料検索「明鏡国語辞典」

玄田さんは、
「にもかかわらず笑うこと」
という解釈もあると教えてくれた。

にもかかわらず笑うこと。

悲しい、にもかかわらず笑うこと。
寂しい、にもかかわらず笑うこと。
悔しい、にもかかわらず笑うこと。
不安でたまらない、にもかかわらず笑うこと。

なるほどなあ、ユーモア。

心理的安全性の界隈で、
予定外、想定外のハプニングが起こったとき、
「ああ、それはちょうどよかった」
とつぶやいて、平気なふりして危機的状況に対処する、
という必殺技がある。

にもかかわらず笑うこと、
は、
「それはちょうどよかった」(「それちょ」ともいう)
に似ている。

釜石に移住した理由はいくつかある。
ひとつは、希望がそこにあるからだと思っている。
このイベントで、
人としてユーモアが必要だったから、
も加わった。