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プールだと思っていたら海に出ちゃっていたことに気がついてない

海派かプール派かといわれれば、わたしはプール派。
プールは安全だ。こっち岸とあっち岸は遠くて50メートルだし、
どんなに深くてもまあたいしたことはない。
(でも小学生のとき溺れかけたことはある)

ところが海は、浅いところでぴちゃぴちゃやってるぶんにはいいが、
たとえば50メートル離れると、それはプールの50メートルとは全然違う。
足元に何がいるかわからない、ウミヘビいるかもしれないし、
そんなことはないとはわかっていなかがら、サメが襲ってくるんじゃないかとビビる。
(ジョーズも「まさかこんなところに」やってきた)

ごちゃごちゃ人がいっぱいいる海水浴場ならライフセーバーもいるし、
もし潮の流れて流されても、誰かが気がついてくれるだろう。
ところが、与論島なんてだ〜〜れもいない海で、
青い空白い砂浜どこまでいっても遠浅のヨロンブルーの海であっても、
誰もいないってことは、そういうことである。
ちょっと沖までいきすぎて、魚にツンツンされたら発狂しそうになる。
ウツボも泳いでいるから、まったく安心ならない。
(でも与論島と与論の海は大好きだ)

海は不確実だから、確実なプールを選ぶ。

アートは不確実だから、確実なロジックを選ぶ。

『グラフィックファシリテーションの教科書』のなっちゃん(山田夏子さん)
本間正人さんのライブトークがあって、
アーティストだったりアートを学ぶ人には、
「感じる力が必要」
と、なっちゃんはいう。

感じる力とは、瞬間的な感じる力と、じーっと観察する力と、じーっと観察して「こうなんじゃないのかなあ」と洞察する力があって、総合的に「感じる力」になる。
芸術大学生とか美術大学生は、
時間をかけてじーっと観るとか聴くとか、
立体的なものを平面に写し取るとか、
そういうトレーニングを受けている。

だからいま、美大卒の就職率ががんがん上がっている。
人手不足もあるんだろうけど、
不確実がありあまっているというか、
どこもかしこも不確実な状態のときは、
じーっと観察する、自分なりの答えを見つける、ということが正しいんだろう。
それをできる人が、普通の4年制大学にはなかなかいない。

一方、そういうトレーニングを受けてきていないビジネスパーソンは、
「速さ」「正しさ」「もっとたくさん」が価値観として仕事をしているし、生きている。
quickなジャッジ、collectなジャッジ、much moreなジャッジ

だから、quickなジャッジをして生み出した成果、collectなジャッジをして生み出した成果、そんな成果をmuch moreできる人が優秀な人。

ということをいうと、
「だって会社はそれでしか評価してくれないし、それがビジネスなんだから」
夢みたいなことをいうな、と嘲笑われる。

プールのほうが慣れてるし安心だし安全だし。
だけどプールだと思っていたら、海につながっていて、
もう、土俵というかフィールドは海に移っている。

できるビジネスパーソンがアートを学ぶのはそういうことであり、
アートは表面だけ見てジャッジすることはできない。
アートは解説文を読んでジャッジすることはできない。

できてるように感じるけど、実はできてない。

海では海の泳ぎ方が必要なのに。


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大隈塾コミュニティでは、なっちゃんのグラフィックファシリテーションのワークショップを実施します。どなたでも参加できますので、ぜひご参加ください。
「早割20」という20席だけの特典があって、2000円の参加費で、1980円の『グラフィックファシリテーションの教科書』がついてきます。
つまり、なっちゃんのチケットを買うと本がついてくるんじゃなくて、
本を買うとなっちゃんがついてきます!

講師:山田夏子さん(クリエイティブファシリテーター)
テーマ:「グラフィックファシリテーションの教科書」
日時:2021年9月18日(土)16:00〜17:00
場所:zoom
※お申し込みいただいた方は、当日お時間になりましたらPeatixの「視聴ページ」から、アクセスください。

▼チケット内容
早割20:2000円(『グラフィックファシリテーションの教科書』税込1980円 付き 限定20)
大隈塾コミュニティ会員特典:1000円(書籍なし)
大隈塾コミュニティ会員お友だち参加費:2000円(書籍なし)
学生:無料

お申込みはpeatixからお願いします。
https://peatix.com/event/2612548/view