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自由と平等と平和と家族

昨日、5月2日木曜日。

釜石駅を朝の5時に出て、佐世保駅に夕方の5時に到着。
12時間のショートトリップ。
ショートでもないか。東北から九州への国内移動。

釜石線では、途中の遠野駅あたりから高校生がたくさん乗ってきて、
通学列車に。「花巻東」のジャージを着た生徒たちもいて、
卒業生でもないのにわたしもちょっと彼ら彼女らを誇らしく思える。

新花巻駅から新幹線で東京駅へ。
車内はそれほど混んでない。
ビジネス半分、遊び半分、って感じ。

東京駅のホームに降りると、別世界。
ごちゃごちゃ人がいる。
インバウンドの人たちはそれほどだった。
日本人がたくさんいて目立たなくなるのか、
この時期は日本中が混み合ってるから、
日本への旅行を外しているのか。

東京駅から山手線で浜松町、
浜松町からモノレールで羽田空港。

ここもまた別世界。
小さい子どもたちを連れた家族がどっさり。

連休中日(なかび)の木曜日。
生徒さん、ビジネスパーソン、子育て中の家族。
人生のそれぞれのステージを垣間見れた。

佐世保の実家では、母親がなにかと心配してくる。
おっさんの一人暮らしで寂しくないかとか、不便じゃないかとか。
離婚が人生の落伍者扱いの世間に育った世代で、
離婚がまだそう多くない地域にいまも暮らしているなら、
普通に心配するだろうな、と思った。

岩手に暮らしていることも、一人暮らししていることも、
とっても気に入っているし、幸せだ、
と答えた。

「自由、ってね」
母がいう。

そうそう、自由。
でも自由で幸せって、東京に住んでいるときからそうだった。

と思ってたら「はて?」とかの言葉が降りてきた。

家族はわたしを自由にさせてくれていた。
好きなようにさせてくれていた。
「好きに生きてていいね」
って冗談でいっているのかと思ったら、
ずいぶん我慢していたり、
負担をかけていた、んじゃないか、家族に。

と気がついて、ショックだった。

憲法の日。自由と平等と平和。