理不尽がまかり通る世の中でどう生きるか?

誰しも幼い子どものころは、世の中には正義があり、最後には正義が勝つと信じていたように思います。小さい子がヒーローものに憧れるのも、「勧善懲悪」というのが良心をもった人間に流れる普遍的な理想のストーリーだからでしょうね。子どもだけでなく大人にも「勧善懲悪」は好まれ、「水戸黄門」や「半沢直樹」などが人気を博すというのも自然なことかと思います。悪事を働くものは適切に裁かれ、罰を受けるべきだ、という考えは誰に教わるわけでもなく、人間に当たり前に備わっている感覚だと思います。

世の中をありのままに見ていると、「それでも、現実はそうなっていないなぁ」という認めたくない事実に直面します。世の中はこれでもかというほどに理不尽なことがまかり通っていて、まっとうな感覚で正直に、誠実に生きている人ほどひどい仕打ちを受けることが多々あります。セクハラ・不正などを内部告発をした人が退職に追い込まれたり業界から締め出されたりするのは世の常ですし、真面目な人ほど利己的な上司にこき使われてボロボロになって心身を病んでしまったり、自分のことしか考えていない邪悪な人間や企業ほどお金持ちになり、世のため人のために生きる人ほど低賃金で貧しい暮らしをしていたりと、まぁ例を挙げればきりがありません。医療業界やマスコミも闇が深く、西洋医学にたてつき本質的な治療を試みる人や本質に迫るジャーナリストが不審死を遂げたり、無実の罪を着せられることも本当によくあります。

こんな世の中では「正直に誠実に生きるなんて損だ。ばかばかしい。利己的に生きればいいんだ。」という価値観に流れがちになるのもある意味当然というか、わからないではありません。権力や富を持っている人にすり寄り気に入ってもらうように努めること、嫌なことは無知で物言わぬおとなしい人間に押しつけること、失敗は他人に、手柄は自分のものにすること、多少の嘘をついてでもノルマや売り上げを死守すること…それが出世への近道です。良心の呵責なくこれができる人が出世し、権力を握ることができます。疑問を感じつつその疑問にふたをして生きていると、そのうちうつになったり病気になったりするものです。

スピリチュアルあるあるで「あなたの心が変われば理不尽はなくなります」みたいな感じで、さらりと交わされることもありますが、それもあるレベルでは正しいけれど、世の中をありのままに見ればどう見ても理不尽がまかり通っているわけで、そういう現実をしっかり直視しないとな、と思うわけです。「世の中は理不尽なことだらけ。さて、その上で私たちはどう生きる?」というのが哲学的問いというか、私がこの記事を読んでいる全ての人の心に問いかけてみたいことでもあります。

「世の中理不尽!」と怒り、被害者意識いっぱいで悲劇のヒロインになるのは簡単なのですが、それで何かが解決するわけではなく、「慰め合ってどうする」とつっこみたくもなります。理不尽がまかり通る不条理な世の中だからこそ、「宗教」がこれだけ盛んであるとも言えるかもしれません。ざっくりと言って「死後、良いことをすれば天国に、悪いことをすれば地獄に」的な思想を支えに生きていくことで、数多の理不尽や不条理を受け入れて悪にも染まらず生きていける…ということはあると思うし、そうであればそれは宗教のプラスの側面かなと感じます。酷い目に遭うからこそ、人智を超えた大きな何かに救いを求めたり、自らの内面への旅に出るというのは、人間の変わらない性質かなと思います。

理不尽で不条理な世の中だからこそ、人々が内面の世界や自己への探求に目覚めるという側面は確かにあると思うし、実際に私もそうだったなぁと感じます。しかし、だからといって世の中がこのままで良いとは決して思えないし、真っ当に生きる人が報われる世の中であってほしいと心から願っています。「悪事を働く人が適切に裁かれ、罰を受ける」、ただそれだけが行われれば良いことなのに、今の人間の社会はそうなっていません。理不尽で不条理な世の中、だから自分も悪に染まっていくのか、それでも自分は正直に誠実に生きるのか、というのは個人の生き方の選択によるところです。真っ当な世の中になるために自分ができることは何か、慰めではない真実の生き方とは何かを探求し問い続ける日々です。

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村上 ハルカ

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