貧困が他人事でない時代に学ぶこと

2018年、年が明けて一本目の記事です。今年はどんな1年になるのでしょうか。新年早々暗いことを言いますが(笑)、これからますます人々が貧しくなり、生活が苦しくなってくるものと思われます。これまで大きな反乱や暴動などが起きてこなかったのは(起きてたけど報道されていないというのもあるかも)、日本人のおとなしい国民性もあるけれど「不景気だ、お金がない」とは言っても、人々がそれなりに生活することができていたからだと思います。生活必需品は手に入るし、たまには旅行に行けるし、趣味にお金を使ったりと、多少は余裕のある暮らしができている人がほとんどだったのではないでしょうか。

2017年の後半は特に、社会のしくみや経済、グローバリズムと飢えや貧困について調べたり、考えたりしていました。今後の日本がどうなっていくかを予想していく上でも、他国の状況やこれまでの歴史を知っていくことは大切だと思います。日本はアメリカの言いなりでグローバリズムを推進し、貧しい人々の奴隷的労働を踏み台にして豊かになってきました。海外の発展途上国の人々にしてきたことを、今は日本国内の大多数の庶民にしているんだなぁという、そんな気がしています。自分達が貧しくなると被害者面して、社会が悪い、政府が悪いなどと言いますが(本当に悪いのは銀行家ですが)、自分達が他国を犠牲にして豊かになっているのに、そういった人々に思いを馳せることはなかったのではないでしょうか。私達は被害者でもあり、加害者でもあるといったような、そんな感覚があります。

本当のことを教えない教育、支配層にとって都合のいいことしか言わないマスコミ、何かあっても税金で救済される金融ムラ・・・どれもこれも、それをやっている(推進する)張本人が一番悪いと思います。ただ、やはり私達が知らなさすぎる、無知であることにも責任はあると思いますし、自ら本当のことを知る努力であったり、伝えることであったりと、できるのにやっていないことが山ほどあるのも事実です。社会のありのままの姿に関心を向けさせないようにたくさんのトラップが張り巡らされていますし(3S政策とか)、所得が少ないためにお金のために働かなくてはならず、ローン返済に追われ考える暇もないというのが現状かと思います。

日本の不景気や所得が低いことに関しては、解決方法はあるのにもかかわらず、それを阻んでいる勢力があるからこそ、景気が良くならないわけですね。陰謀論でもなんでもなく、それが現実ですし、世の中が一部の人々の意図によって動いているのは確かです。冒頭に書いたように、人々の所得が減って生活が苦しいとはいえ、それでもほとんどの人がそれなりに生活できていたものが、今後もっと苦しめられることが予想されていて、増税や社保の増加、倒産・リストラ・生活保護が増えたり、貧困により治安が悪くなったりと、考えるほどお先真っ暗状態です。「ワクワク」「好きなことを仕事に」というのもいいのですが、世の中をありのままに見るとかなり厳しい現実が見えてきます。

昨今、自身の貧困や手取りが少ないことを自虐的に言うような風潮(?)が少し高まってきているように感じています。苦しすぎてもはや自虐で笑いに変えるくらいしか表現方法がないのかもしれませんが、ただ嘆いていても原因や解決策は見えてきません。なぜ私たちは貧しくなっているのか、なぜ景気が良くならないのか、なぜ貧富の差が生まれるのか、なぜ・・・なぜ・・・と問い続ける姿勢は大事なのではないかと思います。弱者・貧困バッシングに対する批判コメントを書いたこともありますが、世の中のことがわからないと批判する対象を間違えてしまうこともあります。この世の悪はどこにあって、どういうしくみになっているのか。貧困が自らの身に降りかかってくる時代だからこそ、そういったことをしっかり学んでいく必要があると思います。

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