心を乱すことで遠ざかる幸せ

この3月は生活も落ち着いていて、心穏やかに過ごす日々が続いていたのですが、中旬ごろ花粉症のシーズンが到来してからというもの、ひどい皮膚炎の症状に悩まされ苦しんでいました。花粉症の時期から突然だったので原因は明らかなのですが、症状があるのは辛いものですね。少しずつ良くなっているのはわかっていても、時たま様子が気になって患部を見たりいじってしまったりするので、一日の何割かはそのことを考えてしまっています。

日々「幸せとは何か?」と考えている私ですが、なんだかんだ心穏やかに平和に暮らしている時が一番幸せだなと実感しています。心が乱れるのが一番よくない。そういう意味では現代社会は心が乱れることばかりで、物理的にも内面もとても忙しく、ゆっくり休まることがあまりないなぁと感じます。その最たるものがSNSだろうと思います。他人の投稿を見て感情が動いたり、自分の投稿に反応があるかが気になったりして、常に心を乱してしまいます。SNSは心を乱すためにあるのではないかと思うほどです(笑)。また、株やギャンブル、少し前に流行った投機としての仮想通貨なども心を乱す最たるものかと思います。ゲームやスポーツなど、過度に勝負事に打ち込むことも心を乱すことにつながるでしょう。女性が陥りやすいのは恋の病でしょうか。どんなことであっても、一喜一憂したり何かを気にしすぎるのは精神衛生上良くないことです。

私は今、前述の通り花粉症から来るであろう皮膚炎の症状が良くなるかどうかを気にしてしまって心を乱しています。あと心が乱れがちなのは、好きなアーティストのチケットが取れるかどうかの結果待ちの期間です(笑)。これも非常にドキドキして毎回心を乱しています。その根底にあるのは願望であり欲望ですね。「早く良くなってほしい」、「チケット絶対当たってほしい」と強く思うほど、より心が乱れてしまいます。「そのうち良くなるだろう」、「行けたらラッキーくらいに思っておこう」と思えば、そこまで心を乱すことはなくなるはずです。「起きることは必然」、「必ず良い方に向かっている」、「流れに任せよう」と思うことも、心の平安につながると思います。以前欲しいチケットが取れなかったことがありましたが、その日は体調があまり良くなく、取れなくてよかったかも…と思ったことがありました。体調不良もそのことにより気づきが得られたり、より健康的な生活に変化する可能性もあるので、悪いことばかりではないですし、むしろラッキーくらいに思ってもいいのかもしれません。

以前に「成功を目指さない」という幸せという記事を書きましたが、私は今もこの考え方で生きているので、特に何かを目指したりするのはやめました。目標や夢にとらわれすぎると、「今」の幸せから遠ざかるからです。現代社会が忙しなく心を乱しがちであるのは、目標や夢を持つように促され、常に何者かになろうとして努力することを良しとされる風潮があるからだと思います。そして、SNSの登場により、有名であるかとか影響力があるかというのが可視化されるようになり、そこに参加すると嫌でも数の競争に巻き込まれてしまうようになりました。似たようなことは承認欲求の舞台はブランド物からSNSへという記事にも書いています。「何者にもならなくていい」というのは耳タコのメッセージではありますが、「今」幸せになるための処方箋であることに間違いはありません。

個人的に私は忙しくすることや予定を詰め込むことが嫌いで、常にのんびり、低刺激生活を望んでいますので、少しでも社会がそういう方向に向かうと良いなという下心もありつつ、心が平安でいられるよう意識を向けています。内面の世界が現象化したのが外の世界であるわけなので、まずは自分の心を見つめて鎮めています。そうは言っても私も心を乱すことは多々ありますので偉そうなことは言えないのですが、心の平安に意識を向けることの効果は日々感じているところです。手っ取り早く効果を感じたい方は、試しにSNSから離れてみることをおすすめします。

note過去記事一覧はこちら

ホリスティックな健康をサポートするGreen Cosmoのページはこちら

「note見た」で友達申請→村上遥のFacebook

Twitter再開しました!→Twitter

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?