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3月後半くらいから桜が咲き、今年は例年よりも長く桜を楽しめているのではないでしょうか。週末は暖かく、明日もお花見日和となりそうですね。

桜を見ると、自分が日本人であることを、強く意識すると思います。
秋の紅葉とともに、日本の代表的な美しさだと思います。

桜が咲くと、恒例の行事がお花見です。お弁当を持参して、一杯飲んで陽気に騒ぎます。人それぞれとは思いますが、桜の下でみんなが静まり返っている状況はあり得ないと思います。
そう、桜の下では、食べて、飲んで、歌って、騒ぐものなのです。そして、このことは占い的にみても、すごく意味のあることなのです。

東洋占術の基本に「陰陽論」というものがあります。この世は「陰」と「陽」の組み合わせてできているという思想です。

陰:長い、冷たい、静か、立つ、広がる
陽:短い、熱い、賑やか、寝る、固まる

例えば、女性は「陰」で、男性は「陽」です。
夜は「陰」ですから、そこでは人間は横になって(陽)バランスをとろうとします。反対に昼は「陽」ですから、そこでは人間は立って(陰)バランスをとろうとします。

では、お花見を考えてみましょう。

桜は陰木(いんぼく)です。陰木というのは、切って樹液の出ない木です。桜は美しいけれど、どこかもの悲しい感じがするのは陰木だからです。

その桜の下に行くと、人間は飲んで騒ぐという「陽」の行動をとって、調和しようとするのです。

同じ花でも、2月から3月初旬にかけて咲く梅は陽木(ようぼく)です。切ると樹液が出ます。
梅の木の下で、どんちゃん騒ぎのお花見をする人はいません。梅の下では、野立て(お茶会=陰)をしてバランスをとるのです。

いかがでしょう?不思議に思っていた方もいるのではないでしょうか。実はこのようにバランスがとられているのです。

では、人間同士の場合はどうなるか。人間は「環境の動物」と言われ、環境の影響を大いに受けます。ですから、暗い人たちの中にいたら、どんどん暗くなってしまいます。反対に、明るい人たちの中にいたら、どんどん明るくなります。

影響されるのです。

あなたが幸せになりたかったら、まず愚痴と不平・不満しか言わないような人たちとの人間関係を断ち切る必要があります。そうやって自分で環境を作り、バランスをとっていくのです。

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