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妄想とアイデアについての気づき


・蒙古タンメン中本に行った。
言わずとしれた辛いラーメンの代名詞的存在で、タンメンの上に麻婆豆腐が乗っているのが特徴だ。コンビニに置いてある同店監修のカップラーメンが有名で、僕はあれに入っていたフリーズドライのやたらボソボソした豆腐が好きで、昔はよく食べていた。

・麻婆豆腐と聞けば、行くしかないだろう。
ハーフ麻婆豆腐丼とハーフタンメンのセットを注文。
当然だが辛い。とはいえ四川中華のスタンダードぐらいの辛さなので、ぜんぜん美味しくいただける。味は昔ながらの麻婆豆腐と言った感じで、シンプルな味わい。
タンメンより丼の方がゆで卵と豚肉がトッピングされてるし好きかも。麻婆豆腐とのシナジーも米の方がある気がする。
麻婆豆腐とご飯、うめ〜〜〜〜〜〜!

 


・昨日、とあるキャンペーンで自分のTwitterアカウントを入力する必要があったので、クリップボードにコピーしたついでにGoogleでアカウント名をエゴサしてみた。
すると、自分のかつて投稿したイラストをまとめてくれるサイトがあった。恐らく、何かしらのネットのサービスで自動的にやってくれるのだろう。
何気なく見てみて、驚いた。
以前の自分の絵、今よりも魅力的だ…。
単純なデッサン力とかだけで言えば今の方が上なんだろうけど、なんか活き活きしてるというか、とにかく「良い」。
絵に散りばめられた細かなアイデアが、楽しげな雰囲気を醸し出している。

・実際、昔は絵を描くのが楽しかった。もちろん100%楽しいわけではなく、めんどくさいところも多々あったが、それでも情熱のかけらみたいなものがあった。今の僕とは言えば昨日のnoteに書いた通り、絵に向き合うことすらままならない有り様だ。

・昔、絵を描き初めてから間もない頃の僕と、今の僕、何が違うのか考えた。
所属する界隈…キャラへの愛…いろいろ挙げられるが、一つ、決定的な違いを見つけたかもしれない。

・かつての僕は、絵を「ウケるため」に描いていた。
理由はいろいろある。フォロワーを増やしたい…オリキャラの絵を送ってその相手と仲良くなりたい…逆に描いてくれた人へのお返しがしたい…
ともかくとして、僕は溢れる創作意欲のために絵を描いたことは無い。いつも、目的のために絵を利用していた。

・ひょっとして、僕って妄想や情熱を具現化するより、ウケを気にして絵を描く方が楽しいのか?

・創作を扱うフィクションではたびたび、自分の魂の叫びを無視して大衆に迎合することは悲劇的に描かれている。僕もそれらに影響を受け、本当に善いものを作るには、情熱を滾らせなければ!などと思っていた。でも僕個人に限った場合、そうではないのかもしれない。

・この仮説をもって考えてみると確かに、絵の題材を考える上で、かわいいと思うキャラの妄想とか割りとどうでもいい。それよりは自分の考えたアイデアを第三者がどう受けとめるかを考えていたほうが楽しいし、モチベーションが上がる。
「自分のための妄想」と「第三者のためのアイデア」。これらの違いは紙一重のようにも見えるが、そのほんの僅かな見方の違いによって自分の中での扱いはだいぶ変わってくる。
欲望を形にするための妄想はあまり楽しくないが、人を喜ばすアイデアを形作るために、自分の脳内から妄想という形でエッセンスを引用するのはやぶさかではない。むしろ、ウケるためのアイデアを考え、それを絵にどう反映させるか試行錯誤するのが一番楽しいポイントかもしれない。

・恐らくだが、乱暴に言ってしまえば、ウケさえすれば方法は別に絵じゃなくても良いのだ。
ただ、世に出すものとして、アイデアを潜ませるという「楽しいポイント」が多そうなのが絵なだけだ。別に発表するものは歌ってみたでも、ゲーム配信でもいい。なんならこのnoteだって良い。僕は、ウケるために発表したいんだ。なんでもかんでも。

・最近のスランプについて、情熱が足りなかったせいだと思っていたが、向く方向が違っただけかもしれない。たぶん僕は自分のためじゃなく、他人のために絵を描く方が向いている。

・もちろん自分の好きなものを伝えたいという気持ちはある。アイデアを考えるのが楽しいというのは、言い換えれば自己表現の熱に他ならない。しかし強い自意識故にそれが創作の第一義とはならない。他者への供給という隠れ蓑の下でなくては、僕はそれを表現することが出来ない臆病者なのだ。
他人の為にと用意した贈り物の中に、自分のエゴをそっと潜ませて渡す。それこそ僕が無理なく創作するためのスタンスなのかもしれない。

・いや、わからないけど!長々と語って明日になったらやっぱり妄想楽しいってなるかもしれないけど!
内面って難しいよね。自分の心の真理を見つけた…と思ってたら、1週間後にはやっぱ全然的外れだった…ってなることとかざらにある。
noteを書き始めてまだ間もないけど、それでも初期の書いている内容と今の僕の心境を比べてみると、少なくないズレが生じている。
それでも…その都度自分なりの解決策を模索するしかないんだ…
今回こそは正解だと信じてるぞ!「ウケるために絵を描こう理論」!




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