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「中途半端な設計者」から抜け出したい

総合建設業で設計職に就いていましたが、
現在、個人で働いていけるのか、実験しています。

以前は組織の歯車として、図面や書類を作ることが中心だったため、私は現場の仕事が良く分かっていません。

私のコンプレックス「中途半端な設計者」から抜け出したい。


個人という働き方を視野に入れた大きな理由でした。


独身の頃は仕事に時間をいくらでも使えたため、設計者として少しずつ成長している実感がありました。

妊娠出産の長い休職期間の間に、知識がかなり抜けてしまった感覚があり、焦りました。

2人授かり、復職しながらも3年近くは知識が途切れ、後輩たちが成長する中、自分は停滞どころか後退。

短時間勤務をさせてくれる、ありがたい環境でしたが、出張ができず、お客様と直接打合せする機会がなくなり、雑務が多くなりました。


その状況で浮かんだ5年10年後の自分は、

誰かに調整してもらわないと、実現しないような、あくまで計画図しか書けない設計者。


ですが個人で働きはじめ、担当させていただく物件は、規模小さく、工期も短い。

現場と自宅の距離も近く、スキマ時間に現場に行くことができます。

もちろんお客さんとの打ち合わせも、直接でき、主体的に設計できる。

小さい物件をいくつも最後まで経験し、慣れていく。

自信をつける。まずは基礎をしっかりと。

「中途半端な設計者」ではないと、自分がはっきり言えるために、思いついた解決案を今は実践しています。


以前は距離のあった、実際に施工して下さる職人の方々。


最初は勇気がいりましたが、はっきり挨拶をすることを心掛け、

話しかけてみると、皆さん良い方ばかりで、何を聞いても教えて頂きます。


時には消化不良を起こしながら、ひとつずつ身に着けている感覚があります。


苦手意識のあるものを克服するには、とにかくやっていくしかない。

そのうち、なんかできるようになったという感覚を、生活の中で経験してきたからこそ。なれると信じています。

今の環境はすごく恵まれているので、焦らず、欲張らず、


5年後10年後の自分は、自分でつくっていきたい。

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