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「今の私は不十分である」という欠乏感が自分を殺してしまうこともある


「身体を調える」「心を調える」「魂を調える」
この3つのテーマでnoteを書きすすめていきます。

今日は「身体を調える」で、
梅雨の重だるさから抜けるためのアーユルヴェーダの知恵を
書こうと思って書き始めたら
ふっと思うことがありまして、変更(笑)

今日は「魂を調える」について少し。
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今まではStandFmにて音声配信でしたが、
試しにYoutubeでとってみました。
どちらにしようか考え中です(笑)

タイトルにあるように、

私たちは「今が不十分である」という
欠乏感を埋めるために
毎日必死に動いています。

お金が十分でないから、と
必死に働き、

今の仕事では十分でないから、と
必死に次の何かを探し、

今の自分では十分ではないから、と
資格の勉強をし、
自分磨きを行い、

今の自分では十分ではないから、と
誰かに必要とされる自分になるために
働いたり、学んだり、
相手の希望に沿いすぎたり。


とにかく
今の私では十分ではありませんから、
なんとかして今の自分を修正して、頑張ります!

をやっています。


そのおかげで、
この世界で生き抜くための「能力」が
メキメキとついていきます。

これ自体に良いも悪いもありませんし、
一般的には良いことなのだと思います。


でも、この

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「今の私は十分ではありません。
そのため、今いるここは辛いです、
前に進みたいです!次のステージに行きたいです!」

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の思い。

力も能力も付きますから、
良い方向に働くことの方が多いのかもしれませんが、


これは本当に私たちを幸せに
しているでしょうか?

先日、私の友人のお子さん(高校生)が自死をされました。


その子が小さい頃、
何度か会ったことがありましたので、
とてもショックでしたし、
今、若い子の自死も増えていることもあり
しばらく「自死」についても考えました。

自死は悪いことだ、とか
残された人の気持ちを、、、などと
そういう道徳的な話ではなく、

自死も、先に書いた

「今の私は十分ではありません。
そのため、今いるここは辛いです、
前に進みたいです!次のステージに行きたいです!」

の思い(欠乏感)からの行動なのではないか、と
感じます。

この思いが、
どういう表現になって出るかは人それぞれで、
で、その表現のひとつが「自死」という形
であるのかもしれません。

今の私は十分ではないから、
だから、「今」が辛いんです、
だから、「今ここ」にはいたくないんです、
もう次にすすみたいんです、

という表れなのかもしれない、とも思うのです。


だとしたら、
この「欠乏感」ってなんだろう、と思います。

今の自分は十分ではない、
自分には何かが欠けている、という思い込み。


本当は私たちは
魂、源、アートマンの存在であり、
完璧な存在で、
欠けている人などなく、

「私には何かが欠けているんだ」という
自我(思い込み)があるだけ。


こうしてみると
この自我によって、
私たちがどれだけ苦しめられているということが
よく分かります。

ほぼすべての人が持つ

私には何かが足りていないんじゃないか、
だからもっとやらなきゃ、

今の私では十分ではない、
だからもっと頑張らなきゃ、

という不足感、
欠乏感からの痛み、
ここにもっと気づいて、

ケアをしていかなければ、
私たちは、
自分で自分を殺してしまうことになります。


今、Core塾では
バガヴァットギータに沿って学びや対話を
していますが、
先日は
バガヴァットギータ第2章の「サーンキャ(識別)」をしました。

識別とは

私は

プラクリティ(肉体、物質、感情、能力などの一時的なもの)
ではなく、
プルシャ(魂、アートマン、源、永遠のもの)
である、

という識別。

この識別ができず、
私はプラクリティ(肉体、物質、感情、思考、能力)
だ、と思ってしまったら、
私は完全ではなく、足りてない、という
欠乏感でいっぱいになります。

そうではなく、
私はプルシャ(魂、アートマン、源)であることに
ベクトルを向けること、
そこの地点から全ての行いをしていくこと。

だから、識別は大切なんです。

自分が何者であるかの識別を
していかないと、

私たちは、
自分で自分を不十分な存在であると思い、
そして自分で自分をどこまでも痛めつけることを
やめることができなくなります。


とはいえ、
自我意識はなくなりませんから、
すぐに、誰かや何かと比較して、
やっぱり私は不十分だ、となります。

それはそれで良いです、

でもすぐに、

私は、魂であり、源であり、
永遠で自由で、無限の存在であることを
思い出すこと。

友人の子どもの自死を通して、
本当にみんながそこに目覚めていかないと、
私たちは
どこまでも自分を傷つけて、
人を傷つけて、
知らず知らずのうちに苦しみのループに入ってしまうと
感じました。


私も
苦しみのループにもう入らないのか、と言われたら、
入ります。

でも、どっぷりは入りません、
あー、入ったな、と観察しながら、入っています(笑)

ぞんぶんに入って感じ切ったあとに、
そろそろ出るか、と言って、出るようにしています。

この「識別」は

自分なりの方法で良いと思います、
ヨガでも、瞑想でも
バガヴァットギータや
アコースインミラクル(奇跡のコース)の経典などを
時々読んで、思い出しても、

何かそれを
思い出せるお気に入りの本や場所、
気付かせてくれる友人がいれば、その人と話をすることでも
良いと思います。


どうぞ、すべての人が欠乏感から
自分で自分を傷つけることが
ありませんように。

どうぞ素敵な週末を!


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