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教え子を生徒に取られるショタコン女教師 第2話

幸一君は相変わらずクラスの中では回りと馴染めないでいるようで、孤立は続いていました。しかし昼休みや放課後、私の部屋にちょくちょく顔を出すようになってきました。私は職員室にいる事が苦手で、図書室の一角にある司書室で主に仕事をしていました。田舎の学校とはいえ、うちの学校は図書室がそこそこ広いのですが、利用者はほとんどいませんでした。教員もまず来ることもなく、私が教員を続けていられるのも、この図書室のおかげとも言えました。幸一君は図書室で適当な本を借りては、司書室で本を静かに読んでいました。教室ではなかなか居場所が無い幸一君にとって、私のもとにいる事がシェルター代わりになるのであるならば、それはそれでいいかなと思っていました。初めは数日おきだった幸一君の来訪は気が付くと毎日となり、中間テスト前ではここで勉強をするようになりました。

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