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#弟の結婚式が怖い

「これも、わたし。」
心の中の本音を、こっそり、ぽつりと。
ここだけに書き綴る。


私の弟は27歳になった。

昨年、2年付き合った彼女と入籍して、
来月3月に結婚式がある。

私は、この結婚式が怖い。


いや、結婚式自体は
それはそれは、猛烈に楽しみなのだ。

弟夫婦にたのまれて、
私が席次表を作った。
それをゲストの人が見ている様子を
この目で見れるなんて、
本当に幸せだし、楽しみ。

そしてなにより、
私は弟が大好きだ。

自他ともに認めるブラコンである。

(弟の話をしはじめたら
10,000文字くらいになりそうなので、割愛)

「結婚なんて興味ない」
「お小遣い制なんて無理」

と豪語していたあの弟が、
結婚する覚悟を決めたというだけで、
姉としては感慨深いものがある。
(そして、お小遣い制)

お嫁さんも大好き。
本当に愛らしくて人懐っこくて、
2人で弟の良いところを言い合って
キャッキャしている。


じゃあ、結婚式の何が怖いのか?


まわりからの
「おねちゃんは、まだ結婚してないんだ」
の視線だ。




私は来月で30歳になる。
(誕生日は結婚式の一週間後。セーフ。)


弟の友人たちは
20代前半で結婚している子がほとんど。
子どもも2人いるとか。

そして、大敵は祖母だ。

両親は、最近楽しそうに
イキイキしている私をみて、
もちろん、結婚せんのかしら?と
心配はしているだろうけど、
「あんたが楽しく笑顔でいてくれるなら
それが一番だ。」
と言ってくれるようになった。


祖母なのだ。

容赦ない、「結婚まだなの?」攻撃

ほっといてくれ。

正直、このひと言に尽きる。
(ちょっと性悪の父方の祖母は苦手)


私自身は、あの、わけもわからず
とにかく周りと同じタイミングで
「結婚したい」呪縛から最近解放されて、
自分の人生を生きる楽しさを感じている。

でももちろん、結婚はしたいから、
こういう場に遭遇すると、
どうしても過去の自分が顔を出してくる。

「30にもなって結婚していないなんて、ダメだ」

と。



怖いと思いはじめた理由は、
もう一つある。


25歳のときに参列した友人の結婚式。

友人の旦那さんは5歳上の30歳。
そして、旦那さんのお姉さんは32歳。独身。

私は「お姉さんはまだ結婚していないのかぁ」と
ふわっと思った記憶が蘇ってきているのだ。
今、まさに、今の私だ。


「お姉ちゃんはまだ結婚してないんだって」
と言った、友人の表情が蘇る。


でも、お姉さんは、昨年結婚したらしい。


すべてのことは、
その人にとって、
ベストタイミングで起きる。

そう証明してくれたかのように。


とか何とか弱音を吐きながらも、
結婚式当日は満面の笑みで
だーだーに号泣しながら
幸せを感じている私の姿も目に浮かぶので、
とりあえず、
私が結婚していないことは一旦忘れて
盛大に祝福してこようと思う。




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