Youtubeチャンネル  hibihibi に出会ったきっかけは、覚えていない。
発信者asakoさんの日々の暮らしや家事、晩酌に登場する美味しそうな料理。身近な自然を切り取る美しい映像。
暮らしや日々の満足を積み重ねていく様子が心地よい。

心を少し落ち着けたい時
ぼーっとしたい時
気づかないくらい落ち込んでいる時

そんな時に見たくなる動画だ。

ひたすらに穏やかな日常が流れる動画なのだけれど、動画内に添えられている文章に、熱い思いがちらりと見える時がある。

その熱い思いの理由、どうしてそんな風に暮らすようになったのか――。
asakoさん著書「hibi hibiのていねいな暮らし」には、その過程がじっくりと書かれていた。

まず、びっくりしたのは「家事嫌い」だったということ。
暮らし系の発信をしている方なのに…。驚きとともに親近感。

一つ一つの文章がasakoさんの在り方を表現しているかのよう。
動画に見えているのは本当に穏やかすぎる日常。でも、その日常を得るためにasakoさんがどんなに激しい情熱を注いてきたのか、それが伝わってくる。

第3章 06 隠していても”そこ”にある　にある一節

「あぁ、私もモノを手放して心の底から健康になりたい！」

asakoさんのこれまでのモノを手放して暮らしを整えてきた葛藤の過程が、私自身の整えたい心にも、しっかりと情熱を移してくれたのです。
まさか、こんなに片づけのやる気を引き出してもらえるとは…。

見渡すと、モノにあふれたリビング。
asakoさんの暮らしには、とても及ばないわが家。
でも、情熱は常にここにある。そんな気持ちで整えていきたい。