この世の中の 不幸を全て背負った顔をして
優しさを欲しがっては 孤独を探して手に入れる
まるで中毒患者のようにヨダレを垂らし生きている

よく研いだ刃物を向けるのは 自分自身
降るほどの痛みを 心臓で感じながら
今日も生きたと血の涙を流す日々

この世の中の 罵詈雑言を全て拾って傷ついて
優しさを欲しがって 孤独を探して手に入れる
まるで中毒患者のように効かない薬を飲み生きている

あなたの姿を目で追うばかりのこの身体が
バラバラと崩れ 消えそうな脆さで脈打った
寂しさに囚われて血の涙を流す日々

嗚呼、生まれたことさえ後悔をした
この体は存在意義さえ見失う

あなたの優しさを欲しがって 垂れ流すものは赤黒く
形もとどめない液体のようだ

そんな僕の手を、いつまでも握って
離さない君が ただ愛おしく

この体は血にまみれても脈打って
明日も生きると 動くのです。