再びこちらの調査から。こちらの調査レポートを全て読みましたが、音楽に無関心な層への詳細データがほとんどなく、これでは「どうやって音楽に関心がある層を増やすか」ということへのアプローチが考察できない、、、。早くもこの記事が企画倒れになるわけですが（泣）

はっきり言えることは、
・先日の某ミュージシャンによるサブスクで収入が減ったという発言も
・この音楽メディアユーザー実態調査も
音楽市場内のことは（一面とはいえ）捉えていても音楽市場外のことはほとんど意識がない、ということです。

「良い戦略、悪い戦略」を読む12で書きましたが

そもそも需要を作らないとどんなに優れた優位性があっても、どんなに良い戦略も収益には繋がりません。音楽への無関心層が広がっている問題は音楽業界を挙げて取り組まないといけない問題だと思うのですが、そんな動きが聞こえてこないのが不思議です。

戦略論の本を読まなくても縮む市場でパイのぶん取り合いについてだけしか考えてないのでは、、。

と書いていて気が付いたのですが、これは少しマクロ経済（大学生の時マクロ経済専攻で、将来の夢が経済学者だった）的視点すぎるのかもしれない。普通の人は自分が儲かるかが大事で、他人も含めた全体が良くなるには？という視点を持つことはまずないですよね、、、。