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王勃「滕王閣」。~物換星移度幾秋~ 変わるモノ、変わらぬモノ。いと切なし。

またまた「中国古典名言辞典」より。
只今、「唐詩選」のところ。

物換ものかわり星移ほしうつ幾秋いくあきをかわたりし。

〈間雲潭影日悠悠〉物換星移度幾秋 (七言古詩 王勃「滕王閣」)

自然は来る日も来る日も実に悠々ゆうゆうとしているのに、事物は変化交替し、星移り(時がたち)、いったいいく春秋を経たことであろう。(王勃おうぼつ滕王閣とうおうかく」)
王勃は非常に秀才で、これは十七歳のときの作詩といわれている。滕王閣は唐太宗の弟滕王とうおうが造営したもので、都督閻伯嶼えんはくしょがそれを修理して、重陽ちょうようの節(九月九日)に大勢の人を招いた。そのときたまたま列席した最年少の「滕王閣」の序を作り、次いでこの詩を作った。
間雲潭影かんうんたんえい日々ひび悠悠ゆうゆう

王勃→647年~675年。唐代初期の詩人。楊炯・盧照鄰・駱賓王とともに「初唐の四傑」と称せられる。
滕王閣→岳陽の岳陽楼・武漢の黄鶴楼と並んで、江南の三大名楼とされる。

閣中かくちゅう帝子ていしいずくにかる。艦外かんがい長江空ちょうこうむなしくおのずから流る。

閣中帝子今何在 艦外長江空自流 (七言古詩 王勃「滕王閣」)

この高殿にむかし住んでいた天子の子(滕王とうおう)は今日どこにおいでなのか。すべては移り、人は亡くなっていくが、欄干から見晴らす揚子江ようすこうはむかしながらに流れている。(王勃おうぼつ滕王閣とうおうかく」)

「滕王閣」王勃

滕王高閣臨江渚
珮玉鳴鸞罷歌舞
畫棟朝飛南浦雲
珠簾暮捲西山雨
閑雲潭影日悠悠
物換星移幾度秋
閣中帝子今何在
檻外長江空自流

切なし。
なんかこういうの、
久しぶりに帰郷した時に感じるね。

時代の流れの中で、
変わってしまったモノがあって、
変わらぬモノがある。(微細には変わってるけど)

子供の時に訪れていた場所に、
大人になった自分が立ち、
その流れていった月日を感じる。

自分がこの世を去った後も、
自然は何事もなく悠々と、
存在し続けるんだろうね。

謎の曲、発見。↓


ということで、|王勃《おうぼつ》「滕王閣とうおうかくですた~~~。


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