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リーフパイは”永遠のプリンセスの味 ”<銀座ウエストのひみつ>

銀座ウエストのひみつ 著者:木村衣有子さん

金色のリボンと濃いクリーム色の包装紙の箱を開くと、透明な個包装に入った葉っぱの形の「リーフパイ」が姿を見せる。
やった、リーフパイだ!

初めて食べた中学生の時、あまりにサクサクとしたバターの香ばしさに喜び勇んで「もう1枚ちょうだいー」とねだったものだが、子どもが食べるお菓子ではないから1枚で我慢しなさいと言われたものだった。ちょっぴり贅沢なお菓子だと知ったのはその後で、明らかに名店の味だった。それが銀座ウエスト。

今回、木村さんの著書を読み、銀座ウエストの歴史とともに、リーフパイは山梨県の一宮工場で作られると知った。リーフパイの筋は7本入れることになっていて、以前に筋の型を作ったことがあった。しかし、見た目に面白味がないことから、味があり温かみがある手作業に戻したとのこと。

また、この本が書かれた2014年当時の社長、依田龍一さんがつぶやいていたツィーターもいくつか紹介されている。

味も含め芸術や文化の世界は無駄(というか遊び)の部分がないと良いものが出来にくい様な気がします、という一文が経営者として何を大事にしているかが表れている。

シンプルな配合でこだわりを持ち、変わらないものを大事にしながら今日も私たちの心を掴んで離さない、銀座ウエストのお菓子。

この文面を書いている今も、リーフパイとサブレストが目に浮かび、あぁコーヒー☕のお供にしたいと心が騒ぐ。

銀座店と青山ガーデン店の喫茶でも、さらに新しい出会いがあることだろうと訪問を楽しみにしている!

銀座ウエストはこちら ↓  ↓  ↓

https://www.ginza-west.co.jp/






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