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伊良部氏のような人まわりにいますか?<イン・ザ・プール>

イン・ザ・プール 著者:奥田英朗さん

いきなりですが、この小説を電車で読むのは避けたほうがいいと思います。

なぜなら、小説に登場する患者の言葉でもある
「帰ろうと思った。この医者は絶対に頭がおかしい」
が非常に的を射て、面白過ぎるからです。

そのハチャメチャの様子を描いた小説「イン・ザ・プール」をご紹介します!

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神経科の医師である伊良部氏と治療に訪れた患者がいつのまにか
(伊良部氏に引き込まれて・・・)同士のような関係となり、
一見回復しそうですが、そう簡単に終わらないのが見どころの1つ。

患者の病気が快復する前に何かしらの事件が起こって(起こして)
大ごとになるのです!

それでも、なぜ患者は伊良部氏のもとに通うのでしょうか?

それは、人に話せないことを伊良部氏に話すことで
孤独を癒す場となっているのかもしれません。
加えて、看護師のマユミちゃんの色気と注射も効いていることもあります。

いずれにしても、自分を捨てる、鎧を脱がせることで
患者の心を“自由に解き放している”最強?!の伊良部氏です。

そばにいると困る。されども、次に何が起こるかが楽しみな伊良部氏ストーリー。
1作目が今回の「イン・ザ・プール」、
2作目が先日noteに書きました「空中ブランコ」。

  ↓ コチラに掲載  ↓

3作目の「町長選挙」は近日中に紹介したいと思いますー😉



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