生きるのが少し楽になるかなぁ。<ボクは漫画家もどき イケてない男の人生大逆転劇>
「ボクは漫画家もどき イケてない男の人生大逆転劇」著者 三田紀房さん
実は、「ドラゴン桜」の作者が三田さんだと知ったのはつい最近でした。
ちょうど、山形に行く用事があり、本屋さんに立ち寄ったところ、三田さんの「Dr.Eggs」の紹介コーナーがあったのです。
三田さんの書籍、しかもタイトルの「漫画家もどき」が妙に気になって読み始めました。
まえがきに、「僕は自分というものを信用していません」と一瞬おののくような言葉がありますが、読み進めると三田さんは十分に自己分析されている方だとわかります。
そして、「もどきで結構!」と宣言する記述から、三田ワールドが開幕します!
実家の仕立屋さん、学生時代、漫画家デビュー、そして週刊連載2本という驚異的な忙しさがあり、大ヒット作の「ドラゴン桜」へと話が移り変わり、あとがきには「もどき」として生き延びるメッセージも。
本書に限ることではありませんが、他者の人生を知ると自分の人生はどうだったかと思い返すことがあります。
人にはできて自分にはできないことを想い浮かべることがありますが、ちょっと視点を変えると、他者の人生から、今まで気がつかなかった自分の人生が見えてくることもあるかもしれません。
自分の人生を思い返す。
否定する気持ちはちょっと横に置いて、わずかでも肯定感を加えると生きるのが少し楽になるかなぁと感じました。
書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~