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かつて中高生だった私が書いた読書感想文⑨ <スナーク狩り>

“現在の私”ではなく、“過去の私”が書いた読書感想文。
かつて私が中高生だったときに読んだ本の9回目の紹介です💕✨

最近はじわじわと迫るようなミステリーを読む機会は少なくなりましたが、かつては宮部みゆきさん、東野圭吾さんの本をよく読んでいました。

次々に発生する事件に対しては犯人への怒りや憤りを感じますが事件の背景や動機を知ることで、二度と起きないように問題提起をすることにつながるのではと感じています。

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スナーク狩り 著者:宮部みゆきさん

この人の本は予想もつかないことがどんどん出てくるが、これは銃の奪い合いが思わぬ事件を引き起こすというお話。

主人公の関沼慶子は金持ちに生まれてきて恋人に散々利用され捨てられた可哀そうな人だ。その慶子の銃を釣りやの織口がかっぱらい、自分の元女房と娘を殺した犯人に復習するために使う。

織口の同僚で佐倉と慶子を捨てた恋人の妹である範子が織口を追いかけるが
普段は善人の織口がどうしてそんな行動に走ったか。

犯人たちは精神薄弱とかの名目で情状酌量をねらい、残された被害者の遺族にはこれほど哀しいものはないと感じた。

とっさの感情で、見ず知らずの親切な人に多大の犠牲を与えるということがわからないのだろうか。



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