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「around1/4」25歳は大人?子供?

感想3️⃣3️⃣本目

「aroud1/4」(TVer視聴)

最終回まで見終えたので、私なりに感じたことを書きます。
※感想部分に一部ネタバレを含む場合がございます。


~あらすじ~

”25歳”を目前にしてこれからの自分の人生に思いつめる5人の男女。
かつて彼らは同じバイト先という理由で仲良くなり、いまだに親交を持っているが昔とは違い、今自分が置かれている状況、悩みは全く違う。
・8年付き合った彼氏から別れを切り出され路頭に迷う早苗。
・大人な男性の魅力に惹かれ、既婚者だと知りつつも関係を辞められず不倫に手を出してしまう明日美。
・友達も多く遊び人だが何事にも本気になれない康祐。
・美容師として働くもなかなかアシスタントを卒業できず、彼女にスキルも先を越されたことに対し、焦りと不安を感じる一真。
・クラブで働いていて人の善悪の判断できる落ちついた性格を持つも、勤め先で出会う男性に次第に惹かれていき、同姓が気になる自分に困惑している直己。
傷つきながら、間違えながら5人が通ってきた過去とこれから進む道を描いたリアルな恋愛群像ストーリー。

~キャスト~

・新田康祐…佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)
・平田早苗…美山加恋
・橋本明日美…工藤遥
・横山直己…松岡広大
・宮下一真…曽田陵介
・中村聡…藤森慎吾(オリエンタルラジオ)
・洋一…吉澤要人
・正…平岡祐太
・目黒瞬…阿久津仁愛

~スタッフ~

・原作…緒之「around1/4 アラウンドクォーター」
・脚本…武井彩、栗島瑞丸、灯敦生、富田未来
・監督…隈本遼平、富田未来、大山晃一郎
・音楽…鋭児、及川千春(鋭児)、藤田聖史(鋭児)
・オープニング…鋭児「PEGASUS」
・エンディング…FANTASTICS from EXILE TRIBE「It’s all good」
・プロデューサー…矢内達也、箱森菜々花、芝村至

~放送~

・放送局…朝日放送
・放送期間…2023年7月9日~9月24日
・放送時間…朝日放送:毎週日曜23時55分-翌0時25分
       テレビ朝日:毎週土曜深夜2時30分-3時
・放送枠…ドラマL
・話数…10

~感想~

”25歳”
大人だけど大人になりきれていないようなたくさんのもどかしい気持ちと戦う年齢だと思っています。
ある人にとっては、社会人として働き始め新人として扱われることもなく後輩ができて仕事が面白く感じる年齢。
またある人にとっては、パートナーとの結婚を意識し始める年齢。
ある人にとっては、周りの結婚ラッシュに焦りを感じ始める最初の年齢かもしれない。
何歳でも悩みはつきものかもしれませんが、その中でも”25歳”をテーマにしたこの作品に強く心を打たれました。

作品内では5人の男女がもどかしい気持ちと戦っていますが、もっともっとたくさんの悩みがあることと思います。
情報であふれている今の時代、働く場所も住むところも友達もパートナーも自分で選ぶことができます。
その選んで得た答え合わせを最初にできるのが25歳なのかなって個人的に思います。
世間一般的に見たら25歳なんてまだまだ若いよと思われるかもしれません。
でも若いからなんだろう、と感じることが増えました。
いわゆる「年齢コンプレックス」なのかもしれません。
歳をとる=悪い
若い=なんでもできる
という風潮があまり理解できていません。
個人的な話になるのですが、今の職場は目上の方がほとんどなので年齢コンプレックスが浮き彫りになります。
「なちゃちゃんはまだ若いからいいじゃーん」
「若いって希望しかないよね」
「なちゃちゃんの方が若いからこれやって」
「なちゃちゃんは若いから悩みとかないでしょ~」
とか言われることが多いです。「若い」というのは事実なので否定をすることはないけど、年齢に抗おうとしている自分が少し嫌いになりそうです。
若いから悩みがないわけでもなく、若いから健康というわけでもないのです。
若くてもいや、若いからこそ感じる悩みもあるし、若くても病気になるときだってある。
元気が出ない日もある。
だけど「若いから」と言われたらこちらから反抗することはできない。
だからこそ苦しいんだとなんだかこの作品を見て腑に落ちました。
自分が年齢で悩む機会が多いからこそ誰かを年齢で見る人間にはなりたくないです。
当たり前な話、誰しも生きていたら年をとる生き物であり、そこにいいも悪いも存在しないと思います。
「若い」という事実は変えることはできないけれど年齢を理由に理不尽なことを言ってくる人や差別を言ってくる人は大したことないから。
また逆の立場も同じです。
「若くないから」という理由もありえません。
これだけは言いたかった。
少し長くなってしまいました。ごめんなさい。

結婚だけがすべてじゃない。同じように仕事だけがすべてじゃない。友達付き合いだけがすべてじゃない。
いろんな人間がいる中で人のことが羨ましく思えたりすることも少なくないと思います。
忘れてほしくないのは「あなたはあなた」で「私は私」だということ。
どちらの方がいいということもなく、人の人生を比べるものではないということ。
特定の人を作らず誰とでも仲良くし、明るい康祐が早苗には眩しく見えたのです。
でも一途に人を思い続けいられる早苗のいいところが康祐には眩しく見えていた。
同じように人には必ず長所も短所も存在します。
「羨ましい」と思えるのはその人の長所にあなたが気付いたからです。
「〇〇ちゃんかわいくていいな~」と思うのは、〇〇ちゃんが可愛いという良さに気付いたから。
「〇〇ちゃん上司に気に入られていいな~」と思うのは〇〇ちゃんが愛嬌があるという良さに気付いたから。
人の良さを受け入れるのはとても難しいことかもしれないし、こんなことを言っている私がうざいかもしれません。
でも私はあなたを全肯定します。
好きなように生きてほしいです。

そして印象に残った言葉があります。
いつだか一真が言った「やましいって言葉には後ろめたいって意味も含まれている」というセリフでした。
なんか妙に納得してしまってぜひこのnoteで紹介したかったです。
後ろめたいと思うなら、罪悪感を感じるくらいなら最初から手を付けないのが一番得な道かもしれませんよ^^

まだまだ語れそうですが長くなりそうなので今日はこの辺にしておこうかな(笑)
ドラマの感想というより私の持論になってしまいました。

同じような年代の方は絶対共感してもらえる作品だと思います!
まだまだ遊びたい、仕事をバリバリしたい、結婚したい、恋人がほしい、お金が欲しい。
どんなことを思っているかは人それぞれ違うけど今日も生きている自分をまずは褒めるところから始めましょう。
そんなことを思える作品でした。
気になる方はぜひ見てみてくださいね👀

どなたかの目にこのnoteがとまりますように。
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