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私がファスティングにとりつかれた理由Vol.2 「血糖値とケトン体の測定」

次のスッテップ!更なるファスティングへの測定

2泊3日のファスティング合宿で、
体重計での測定をして来ましたが、もう少し体内の状況が見たいと
「血糖値」と「ケトン値」の測定を始めました

初日、合宿の始めに測定して、夕食前、朝一に毎日測定します。
血糖値はだんだん下がり始め、しばらくするとケトン体が出てきます。

*血糖値とは
血糖値は、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のことです。
食事中の炭水化物などが消化吸収されブドウ糖となり血液に入ります。
このため血糖値は健康な人でも食前と食後で変化します。
通常であれば食前の値は約70~100mg/dlの範囲です。

*ケトン体とは
ブドウ糖が枯渇した状態で体脂肪(脂肪酸)が燃焼するとき、
肝臓ではケトン体(アセト酢酸とβ-ヒドロキシ酪酸とアセトン)という物質ができます。このケトン体は、脳にエネルギー源を供給するために肝臓で作られる物質です。
ケトン体は、水溶性で細胞膜や血液脳関門を容易に通過し、骨格筋や心臓や腎臓や脳など多くの臓器に運ばれ、これらの細胞のミトコンドリアで代謝されてブドウ糖に代わるエネルギー源として利用されます。
特に、脳にとっては、ブドウ糖が枯渇したときの唯一のエネルギー源となります。

エネルギー源となる、糖質・タンパク質・脂肪の「3大栄養素」

ファスティング中のエネルギー源

ファスティングをすると、
エネルギー源となる、糖質・タンパク質・脂肪の「3大栄養素」が体に供給出来なくなるので、体内にある栄養素を使用してカバーします。
まずは、肝臓や筋肉に貯蔵してある”グリコーゲン”という糖質を使って補給します。しかし、これは限りがあり半日くらいで枯渇します。

ここからが本当のファスティングです。
貯蔵したエネルギー源が無くなった体は、
筋肉と体脂肪を壊してエネルギー源にするのです。
体脂肪が壊れるのは嬉しいですが、筋肉が壊れるのはちょっと怖いですね。

しかし、よく考えてみてください。
筋肉や体脂肪を壊す時、体はどのような細胞を壊すのでしょうか?

それは古い細胞からです。
新しい細胞をわざわざ壊しません。

植物でも秋や水分が不足した時に葉を落としますが、
古い葉から落としますね。これと同じ原理です。

古い細胞を積極的に壊す。

古い細胞が機能低下していますし、毒素も溜まっているのです。
そして細胞の数が減ることの無いように新しい細胞も作るのです。

そう、新陳代謝が劇的にアップする。

そこでファスティング後に体調が一気に良くなるという仕組みです。

「血糖値」と「ケトン値」の測定開始!

この原理から、2泊3日の合宿時に測定を始めました。

すると、「血糖値の下降」と「ケトン体の上昇」は、人によってかなり違うことがわかりました。

血糖値の「下がりにくい人」「上がりやすい人」
ケトン体の「出やすい人」「出にくい人」
個性が出ます。

しかし、誰もがケトン値に関しては三日目の朝、生フルーツジュースを飲む前が一番上昇しました。
ただ、体感的にはファスティング中は体がしんどい感じで、
フルーツジュースを飲むと一気に元気になるという感じでした。

この測定から、さらにファスティングを続けると、ケトン値はさらに上がるのか、血糖値は下がるのか、上がるのか、そんな興味が湧いてきました。

3泊4日への変更と体感の劇的変化!

そこで、ファスティング期間を
もう一日伸ばして「3泊4日の合宿」を企画しました。
興味のある仲間が集まり、実施しました。

すると、面白いことに、
3日目の夜にケトン値が下がり、血糖値が上がる人が多く出ました。
体感を聞くと、3日目の朝から午前中は体が最もしんどいのですが、
午後から元気になってきて、夜にはピンピンしてきたと言うのです。
私もその感覚でした。

もしかして…
これが「抜けた感じ」「乗り越えた感じ」「綺麗になった感じ」、
本当のファスティングの体感を感じた瞬間でした。
とにかくキレキレになる、頭も体も。

「これだ!これがファスティングの醍醐味だ!」
「自分の力で自分の体を治した!」
「なにも食べなくても元気になれる!」
それには、
最低3日間のファスティング期間が必要であることがわかりました。
そして、この3泊4日のファスティング合宿にプログラムを変更して、
測定も続けて行くことにしたのです。

新たな挑戦の始まり

このころに、
「合宿に行けないので、自宅で出来るようなプログラムはありませんか?」
と質問がありました。
そうだよな、仕事の関係や日程の関係で行きたくも来れない人は多いよね。
自宅で出来るファスティングプログラムの開発に着手しました。

この続きは次回に。