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【メンタルストレスを背負うカラダ】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

体調不良の改善を長期間かけて臨みながら、日々の体調管理もかねて、週に1回、定期的におカラダを整えに博心堂鍼灸院へ足を運んでくださる患者さんがいらっしゃいます。


以前は週の前半後半と、症状対策に来られていました。

お越しになられるたびに、ご自分の心模様のあれやこれやを話してくださる。

おしゃべりすることで、ココロのわだかまりを解きほぐしたかったみたい。

くわえて、僕の方ではその患者さんの「ココロ風水(感情エネルギーの循環)」を顔色や声音をうかがいながら、受け答えで調えていく。


こちらの患者さんは、過去に複数の既病歴があり、ご自分の一番気になる症状の発症原因は、これらの過去に経験したカラダの煩いと思っておられる。

病院では原因がよくわかっていないし、過去の病歴との関係性も不明とのこと。


で、僕の見立ては日常の生活の中で生まれる感情表現のストレスが、症状にはけっこう関係しているんじゃないのかなぁということ。

だから、初診時、苦痛でおしゃべりもできなかった時期を過ぎてから、いろいろ積極的におしゃべりをするようになりました。


いつも博心堂鍼灸院の玄関をくぐるときに、患者さんの顔色や姿勢、動作や声音をさりげなく、僕はうかがい知るようにしています。

そして、鍼施術を始めるベッドサイドでは、患者さんの顔色をはじめとする人相を見ながら、最近の体調や出来事についてちょびっとおしゃべり。


このとき、メンタルストレスを体が背負っていることがわかると、話題を選びながら、おしゃべりを促しつつ「ココロ風水」が整うように、言葉と会話の流れを選んでいきます。


・ココロが、未来のことや思考がフル回転しているような状況だと、頭の方に表情の違和感や顔色の不調和がみられることがある。

・ココロが、人間関係や身近な出来事に関してわだかまって不調和をおこしていると、顔の中段に表情や顔色の違和感があらわれ、肉付きにも影響がある。

・ココロが、地に足の着いたところや自分の基点になることへのストレスを抱えていると、顔の下段の方に顔つきの不調和がみられる。
※このあたりの顔のパートと心に宿すストレスについては、メルマガ記事にも掲載しています。
※※メルマガ Vol.382号 2020.6.19配信予定※※


ベッドサイドで人相占いのように、じっくり患者さんの顔を観察することはできません。

さすがに占いの時間ではないので、そこまでガッツリ見入るわけにはいかないもんね。

でも、感情や思考など、心に宿すストレスは人相に症状気に反映されている。
そんな有益な「場所」を見過ごすわけにはいかないもんね。


メンタルストレスを抱えるカラダは、ボディでそんなストレスを抱えるわけですが、サインは顔に雄弁に示されている。

鍼灸師さんである僕は、けっこう日常生活で行きかう人のことも、こんな風にしてついつい見ちゃう。

おしゃれや流行よりも、ぼくにとっては「こっち」のほうに、目が留まってしまうのですよね。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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