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【梅雨はカラダの荷下ろし】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

沖縄は早々に梅雨明け。
だいたいその1か月後が関東地方の梅雨明け。
すでに5月から梅雨のような湿気過剰な時期を過ごしています。
カラダはそんな長期間続く湿気の影響で、すっかり重たくなっているみたい。

別にカラダに水がしみ込んで膨らんでいるわけではないのだけど、気持ち的にはそんな全身がポチャポチャと音を立てているように、むくみやゼロゼロいう咳、足腰の冷えなどを感じます。

暑くなればエアコンが効いて、暑くなり過ぎれば冷房が冷蔵庫のように機能し始めます。
出先の建物や公共交通機関などは、そんな「冷やし過ぎじゃないのかい?」って思わせるほど、寒い状態。


ぼちぼち梅雨も折り返し地点なんじゃないかなぁって思うのですが、ニュースなどでは今年の夏は猛暑の予想を伝えてくれています。

猛暑といえば、例年の太平洋高気圧のうえに、チベット高気圧という暖気の塊が日本列島をお布団をかけるように覆ってくれちゃいます。
このため、気温の急上昇と猛烈な機密性の高い高気圧に、カラダも血管も呼吸器も押しつぶされるように蒸しあげられてしまうというわけです。

高気圧で圧迫されるカラダに余分な湿気があると、猛烈な息苦しさや押しつぶされるようなカラダの重さやけだるさを感じます。
そんな呼吸器や循環器に負担をかける夏の到来前に、しっかりこの梅雨時期に抱え込んでいる重荷を、きれいさっぱりおろしておく必要があるわけです。


東洋医学では、体に悪影響を及ぼす湿気には3つあると考えられています。

・季節の湿気=梅雨の湿度
・住居の湿気=換気の悪い家屋内
・飲食の湿気=冷たいものや生ものの飲食

これらのうち、季節の湿気はコントロールできないので、コンディションを万全に整えたうえでの早々の梅雨明けを待つこととします。

そして、住居の湿気に関しては、換気や除湿などを心がけて、着る衣服が濡れていたり湿気ていることがないように、シッカリ乾燥とこまめな着替えがおすすめです。

そして一番手軽にできるのが、飲食の調整。

ぼちぼち県外まで外出自粛の緩和範囲が広がりました。
気晴らしのお出かけがてら、出先で食事の羽目を外しすぎると、無駄に飲食の湿気を体内に取り込むことにもなりがちです。

ここは賢くお酒やガッツリこってりした食事は軽めに済ませて、出先でのお散歩や体を使ったレクリエーションに励むなどされたらいいんじゃないのかな。

そこまで外出する機会がなくても、晴れている日や薄曇りで雨が降っていないときなどは、積極的に屋外で運動したり、軽く体を動かす程度でもよいので、軽く息が弾む程度のウォーキングやジョギングに取り組んでみたらよいですね。

ポイントは軽め。

がっつり動いちゃうと疲労が残ります。
それよりも軽めにこまめに動く方が、一日をとおしてカラダの除湿がかないます。
なにしろ、梅雨の湿気は四六時中。
一度しっかり体を動かしていても、その前後には体にしっかり湿気の負担がかかります。

動いて血流がよく呼吸が深い時だけ、カラダの除湿がかないます。
梅雨のジメジメうすら寒い日ほど、一日中こまめに動くこと、心がけておかれたらいいですね。
こまめな着替えも忘れずに。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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