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【休みたがるカラダを尊重】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

昨日のnote記事に引き続き、カラダのトーンをよく実感してあげることが大事だなぁと思っています。

明日の七夕から、二十四節気では小暑を迎えます。
暑中見舞いのころですね。

梅雨後半戦真っ最中のカラダは、5月から長引くジメジメ湿気に翻弄され疲れています。

湿気で疲労すると、思うようにカラダが動かないことに対してイライラすることが多い。

・痛くて動けない
・重くて動けない
・つらくて動けない
・息苦しくて動けない
・フラフラして動けない
などなど。


でも、こうしたカラダの不都合は、体内に抱え込む重たい湿気を負担に感じてのギブアップサインかもしれません。

こうした自覚症状を押して、無理やりカラダを動かすことで、思わぬケガをすることがあったりします。

そんなことにならないように、まずはカラダのトーンが低めなら、それなりにゆっくりジックリ過ごしてみる工夫をしてみたらいいんじゃないかと思います。


カラダのトーンが下がっているとき、ひとの口元は「への字」になっています。

足腰が上がりにくくなっていたり、骨盤や股関節が硬くなっているために、歩幅が狭くなって内また気味で歩くために、フラフラすることがあります。


ちなみに、ココロのトーンが下がっているとき、人の眉毛は「ㇵの字」になっています。

こんなときは、無理やり気持ちを引き上げるようなことはせず、ちょっと落ち込む気持ちに同調して、マッタリ、ぼんやり過ごす時間を持ってもいいんじゃないかと思います。


そんな休みたがるカラダやココロを尊重して、体調を基準として一日の過ごし方を加減してみる。

いつも元気な人が、こんな人相をしているとき、表情や体調を基準にして、十分な休養や「落ち込む時間」を上手に過ごすことができると、表情や姿勢、体調がポジティブに変わってきます。

そんないつもの元気を取り戻してから、日常の過ごし方に戻っていったらいいのだろうなぁと。
元気を消耗していたり、無理を通して疲労が抜けずに過ごしていると、いつまでも自分らしさを取り戻すことができない。

人のココロもカラダも、いつも同じコンディションじゃありません。

季節の移ろいや一日の変動と同じように、それなりに「波」というやつがあったりします。

そんな浮き沈みのある波を上手に捕まえて、自分らしさを保てる乗りこなし方を見つけられたら、かなりの人生の達人じゃないかなぁと思います。
東洋医学的に、ね。


ぼくも油断していると、梅雨の湿気に負けてしまいます。
特に昨年の春先は、気温と気圧の変化に負けてしまい、散々な思いをしました。

そんな教訓もあり、今年は自分の体の波の変化を、今まで以上に積極的に観察しながら、自分の波を上手に乗りこなせるように過ごせているように感じます。


人はいつも元気じゃない。

ぼくなんかは、どちらかといえば、いつも調子が悪い実感があります。
こうした不調の兆しを上手に生かしていくことで、大病の予防になったり、季節の症状を予測してメルマガ記事が描けているわけですね。

カラダと向き合うには、そんな不調を探して過ごすことが、僕なりのコツになっています。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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