【プチ熱中症】
博心堂鍼灸院の、いんちょです。
プチ熱中症の人、増えるかもしれません。
※「プチ熱中症」って、ぼくが勝手にネーミングしたものです。
久しぶりにバスに乗って外出する機会がありました。
もともとインドア派(インルーム派)なもので、自室からあまり出ることなく、緊急事態宣言下でも全く生活の変わらない僕ですが、用事ともなればやはり外出せざるを得ない。
慣れない外出では、折り畳み傘を忘れそうになったり、一度玄関を出てからマスクをしていないことに気が付いて部屋にとりに戻ったりと、出かけるだけで手間取る始末。
インドア派を自称していますが、実は僕はお出かけが大好きです。
それも無目的にダラダラお散歩するのが。
ブラブラダラダラ歩いていると、たくさんの人に追い抜かれて行きます。
そんな僕を追い抜いていく人たちの後姿を見送りながら、今時分の人の体調などについて、人の姿勢を分析していたりするわけです。
なかば職業病ですね。
そんな僕のお散歩中の人間観察をもとに、毎週配信しているメルマガ記事のネタにもしているわけです。
そして、先日の外出の折、人の後姿や前から歩いてくる人の表情をそれとなく観察していると、上述した「プチ熱中症」を患い始めている人たちが増えているように感じます。
そもそも東洋医学で言う「熱中症」は「中熱」と言って、体内に発散できずにこもる熱があることを刺します。
一般的、医学的に言う「熱中症」とは異なります。
「軽い熱中症」なんて言うと、人にはわかりやすいと思って気楽に使っていますが、厳密には異なるし僕がそんな病名言っちゃいけないし。
東洋医学の「軽い中熱=プチ熱中症」は、歩き方を見るとよくわかります。
つま先重心になっていて、踵やアキレス腱が十分に伸びずに歩いている。
こんな腰が反り返って、踵が縮こまった姿勢だから、地に足がつかない感じがして、フワフワした実感があるんじゃないかな。
これは体内にこもる熱の影響で、消化器をはじめとするおなかの中の血流が低下してしまって、足腰に十分な血の巡りが追い付かず、頭はフラフラ貧血っぽく感じるし、足はフワフワ地に足がつかない感じがする。
ちょうど、お風呂から上がって湯あたりしている感じに似ているかもしれません。
やっかいなのは、体内にこもる熱は冷房などで体を冷やすと、ますます体外に発散されることができなくなります。
一般的には、体表にこもり始める熱は汗として発散され、体内にこもる熱は排尿で発散されます。
・最近トイレにあまり行かないなぁ。
・歩いていて足がフワフワするなぁ。
・熟睡できないなぁ。
・悪い夢を見るなぁ。
・食事がおいしくないなぁ。
・ひんぱんに頭痛がするなぁ。
・エアコンに当たると体がすごく冷える感じがする。
なんていうひとは、プチ熱中症かもしれません。
早めの対処が必要です。
手っ取り早いのは、水分を程よくとって、たっぷり睡眠時間を取り、翌朝トイレでたくさん排尿出来たらいいんじゃないのかな。
今年の夏は猛暑の予報。
今から夏バテにならないように、大事に体をケアしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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