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歴史の勉強の話



{2022.08.18の記事}

昨日、ディズニーアニメの
ノートルダムの鐘
を見てから、妙に心が落ち着きません。

本当に小さい頃、何歳か覚えてない位の時に初めてノートルダムの鐘を見たんですけど、
・主人公が不細工
・主人公の恋が実らない
・何か分からんけど怖い

などなど、
ちょっとトラウマ+当時の自分にとって難しい作品
だったので、詳細のストーリーがハッキリしないまま大人になりました。

昨日何となく興味が沸いたので見てみたんですけど、やっぱりちょっと怖かったです。

でも、興味深い作品だと思いました!
(映像技術に関しては間違いなく圧巻です!)

併せて私が好きな岡田斗司夫さんの解説動画なんかもちゃっかりチェックして、色々と思いを馳せている次第です。


小学校6年生のとき、社会の授業が担任の先生じゃなかったんです。
(私の担任の先生が他のクラスの音楽の先生を受け持って、代わりに…とか、そういう感じで、社会は違う先生でした。)

その社会の先生のことが気に入らなくて、
『私社会は勉強しない!しかも、社会なんて、役に立たない科目じゃん!』と、ヘソを曲げて、そこからマジで社会の勉強だけは一切せずに大人になりました。

事実、時代が進むに連れて、新しい発見などもあり、私が子供の頃授業でやっていた内容と現代の内容は若干異なる部分もあり、そういう点においては
『勉強する意味なくね?』と思う面は未だにあります。

ただ、大人になって分かったことは、

歴史、時代背景をしっかり理解していると芸術を深く楽しめるというアドバンテージが得られるということ

です。

それ以外にも、

歴史を理解していることで、ビジネス戦略に活かすことも出来る


というのも解ります。

まぁ、ビジネス戦略には私は興味をそそられないんですけどね *⌒艸⌒


私は好きで岡田斗司夫さんの解説動画をよく見るのですが、やっぱり歴史の知識がゴッソリ抜けている私にとっては
豚に真珠
になりやすいんです❤️🐷❤️ブヒブヒ


岡田斗司夫さんの動画に限らず、様々な芸術を楽しもうと思ったとき、歴史的背景を理解した上で鑑賞するのとしないのとでは、その作品への楽しみ方や理解度が段違いなんですよね。

そんなこんなで、
『子供の頃から、社会(歴史)の勉強ちゃんとしとけば良かったな。』と思ったりしてしまう訳です。

今から勉強し直せば良いんですけど、やっぱり面倒臭い気持ちに負けています。


子供の頃、
「私社会嫌い!」
という話を母にしたときに
「社会なんて、暗記するだけじゃん!」
と、言われたんです。

「私は○○だから□□になる、とか理屈を知るのが好きだから、覚えるだけの勉強ってつまんない!」
と、頑なに社会の勉強をしなかったんですけど、今になって思えば、
[社会は暗記するだけの教科]という捉え方は改めるべきでしたね。

確かに、社会のテスト対策としては、暗記さえしていれば高得点を取りやすい傾向の強い教科だと思いますが、そこじゃなかったですね。


何年に○○の事件が起きて、それをきっかけに世論が△△という風に動いた、こうして□□な時代になった。

そんな中、XXな作品や、建築が生まれ、YYという人物が活躍した。

現代ではXXを元にした●●という舞台や映画も楽しまれている。


↑こんな感じで、時代が動いたというドラマチックな部分や、それを元に現代の自分の生活とどんな風に関わりがあるのか、っていう所までセットで理解していたら[多くの芸術作品に対する自分が感じる価値]が何倍にも跳ね上がった筈です。


風が吹けば桶屋が儲かる的な話をしてしまうんですけど、
・美術館への入場料700円
・映画のチケット1300円
これらの値段に対して、私個人は
『微妙に高くない?』と、感じていたのですが、もしも自分に[知識が備わっていた]としたら、これらの値段は
『破格と言っても良い!』と感じられる筈なんですよね。

芸術作品1つに対して、[自分の知識が予備情報を補填すること]で、その芸術作品の裏側に隠された作者の情熱などを物凄く感じ取れるからです。

作者のエネルギーを受け取れるからです。

こんな風に、[作品の価値を理解できる人(知識が備わっている人)]が増えるだけで、[芸術世界の経済効率が上がる]という話になってくるじゃん!
と、私は気付いちゃったんですよ。

(ちょっと話はしょり過ぎたかな?自分の知識によって作品の価値を高めることで、美術館や映画館に支払う料金を『勿体無い。』と思わなくなる。それによって、芸術に費やすお金が増える。こういう人が増えると、お金が沢山動く可能性がある、と言いたいです。)


今まで、社会の勉強に限らず、
「世界を豊かにするには勉強が大事だ。」
って言われていて、貧しい国などにノートやペンを寄付したり…という活動が行われていることは分かっていたんですけど、[勉強することが豊かさに繋がる]ことへの理由がイマイチ理解できていませんでした。

それが、何かピン!ときてしまったんですよね~。


経済効率云々はまぁ趣旨がズレるので置いといたとして、

〖自分の知識が増えると、自分が触れるものの価値が上がる〗


っていうことがグッサァ刺さったんです。


もし、ティーンエイジャーがこの話を読んでいたら、
『[勉強する時間をたっぷり取れる間]にできるだけ色んなことを学んでおくと良いよ◎』と、伝えたいです。

私個人的には、
テストの点数なんてどうでも良いから、[理解できること]を増やしておくと、自分を豊かにしてくれるんだよ◎』と思いました。




ノートルダムの鐘を私が怖いと感じるのは、[現実世界の不条理をリアルに描かれてる部分]だと思うんです。
・不細工の恋は報われない
・美人は結局美男と結ばれる

みたいな部分が分かりやすい箇所でしょうか。

ディズニーの描き方としては、
『不条理な世界の中での幸せとはこういうものだ。』という表現をしているように私は感じたんですけど、不条理な世界観が妙にリアル過ぎて、
『幸せになれるのは一部の人間だけだ。』と突きつけられているように感じて、そういう所にゾッとしてしまいました。

ただ、このノートルダムの鐘の元ネタはヴィクトル・ユゴーの書いた小説ノートルダム・ド・パリだそうで、この原作は、ノートルダムの鐘、とは少し違う内容らしいんです。

私がザックリ調べた感じ、ユゴーが小説を通して訴えたかった内容っていうのが

・宗教をただただ崇拝すること
・合理主義
どちらが正しいのか

なんてそんな単純な量り方で、世の中を断定できるようなものでは決してない

ってことだったんじゃないかな?って、私は感じたんです。

そういう、ユゴーの複雑な内面を表現した小説の中に、ディズニーが無理矢理ハッピーエンドをぶっ込んだ
という流れから、あの独特な恐怖を感じる世界観が生まれたのかな…
という気がしました。

一番恐ろしいのは、19世紀の頃から、
[おじさんの、若い娘に対する執着心丸出しの恋]の気持ち悪さ
ってのは、変わってないんだな

と感じた所です。


ヴィクトル・ユゴーは、レ・ミゼラブルでも、複雑な人間模様を描いていますが、19世紀から200年以上経った現代においても[理性と心の落としどころ]というものが明確化されていないという事実に、私は人間の壮大さと愚かさを感じます。

彼自身が、彼の人生においてその答えを見付けたかどうかは分かりませんが、生まれ変わりなどを経てでも、是非とも結論を見出だしていて欲しいですね。

そんなことを考えると、
『悩むこと自体が人生なんだな。』って、生きることに対して楽な気分になります。


何か凄く情緒的な話を書いてしまったんですけど、要するに
『人生における豊かさと幸福は、自分のイマジネーションの中からいくらでも掘り出せる。』ということが、ハッキリ理解できた!
ということです。

まぁ、理解した所で、実践できるかどうかという、

どこまでいっても自分次第だよね

という話にもなってしまうんですけどね〃⌒∀⌒


私はやっぱり、絵画とか、映画とか、音楽もダンスもそうですけど、芸術的な物に興味はあるので、ちゃんと歴史も少しずつ勉強し直そうと思いました。

歴史的背景と絡めて、色んな作品に埋まっている、作者のパッションを沢山発掘していきたいですね。

比較的、世界史の方が興味をそそられるんですけど、[日本の中のパッションが何なのか]って部分も少しずつ理解出来たら楽しそうだし、頭のメモリが足りなさそうで心配です。

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