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ネイティブアメリカンに思いを馳せて



{2023.06.06の記事}

今日はネイティブアメリカンの歴史にまつわる、ショッキングな内容も含みますので、
『あまり悲しい話は読みたくない。』という場合は時期を改めてどうぞ。

 

私は昔から【シルバーアクセサリー】とか【ネイティブアメリカンジュエリー(インディアンジュエリー)】にとても惹かれます。

見てるだけで幸せになります。
(今は持ってないんですけどね…)


まず初めにお断りしますが、【インディアン】って、差別表現に当たる言葉で、【ネイティブアメリカン】と表現するのが無難です。

特に、日本人の私たちはアメリカ側からすれば他国の人間なので、ナーバスな部分に抵触しないためにも、【ネイティブアメリカン】と表現するのが無難です。

と、いう中でネイティブアメリカンの血筋の人が作った本物のアクセサリーを差す言葉として【"インディアン"ジュエリー】とブランディング化されている場合もあります。

上記の部分を把握した上で読んでみていただけると、この話を楽しめると思います。


私は元々、本物のインディアンジュエリーは手にしたことがありませんでした。

と、いうか、そういうデザインが好きなだけで、それらに本物やインディアンジュエリー"風"が存在していることも知りませんでしたし、本物かどうかに興味関心もありませんでした。

とりあえずインディアンジュエリー"風"のアクセサリーは、結構色々買ってましたね。

まぁ…断捨離を繰り返す内に、今はもう無くなってしまいましたが。


それが昨日からまた興味が湧き初めて、調べてみたところどうやら"本物"と"風"が存在する、ということを知りました。

紹介されている物を見ると、

『やっぱり本物はエネルギーが違うな!』

って思って、これからちょっとずつ買い集めていきたくなったところです。

何なら、ファッションもそういう系にしていきたい欲も再発しつつあります。


派生して、インディアンの歴史について調べてみたところ、とても悲しい史実があることを知って、胸を痛めました。

気になった皆様には、是非ご自身の目で調べてみていただきたいところでもありますが、私なりにかなりかいつまんでまとめていきます。


アメリカ大陸に住んでいたネイティブアメリカン、彼らにはいくつもの部族がありました。

そこへ、インドを目指して航海していたヨーロッパ人が到着し、ネイティブアメリカンたちのことをインドの人"インディアン"だと思い込み、交流が始まります。

初めは、先住民(ネイティブアメリカン)も開拓者(ヨーロッパ人(主に白人))も好意的に助け合いながらの生活が始まりました。


ところが、先住民たちには
〖土地は誰のものでもなく、みんなで分かち合うもの〗
と、いう価値観があり、

一方の開拓者たちには、
〖領土が欲しい〗
と、いう思惑がありました。


そこで、
開拓者たちは
[お金を渡して、土地を買った(つもり)]

先住民たちは
[お金を受け取って、土地を分かち合うことを許した(つもり)]

という、ボタンの掛け違いが始まってしまいます。


開拓者側は、
『お金で土地を買ったのだから、先住民たちには出ていって欲しい。』

先住民側は、
『共有する許可をしたのに独占しようとする開拓者が理解できない。』

こんな状態で何年も何年もかけて、開拓者たちが初めてアメリカ大陸を訪れた頃の[お互いの恩義]をすっかり忘れていく流れになってしまいます。


開拓者たちは、お金などと共に猟"銃"も先住民に与えました。

すると、銃を受け取った先住民は、同じ先住民である、他の部族を攻撃したりし始めてしまいます。

こうして、先住民同士でも抗争が激化していくのです。


更に、先住民を根絶やしにして、土地を奪いたくなった開拓者たちは、ヨーロッパで流行った病原菌(もしくはウィルス)を持ち込み、抗体の無かった多くの先住民は命を落としてしまいます。

その他にも、【契約】という概念が無かった先住民に一方的な契約をさせ、追放や虐殺を行うなどを繰り返したのです。


一部の先住民は仲間が虐殺されたことに腹を立てて、報復として開拓者たちを襲うこともありました。

こうして両者のいたちごっこは続いていくのですが、次から次へとヨーロッパから船で開拓者たちが増え続ける中、先住民たちは居場所を追われ続け、数も激減していきます。


こうして、約300年もの間、先住民たちと開拓者たちの抗争が続いたのです。

その間に命を失った先住民の数は950万人(一説には何千人)とも言われています。




私はこの話を知って、悲惨過ぎて辛くなりました。

近年はまた状況が変わってきている部分もあると思いますが、開拓者たちは
「インディアンは野蛮人で危険だ!」
という嘘のイメージを与え続け、
「恐ろしいインディアンたちを駆逐したヒーロー!」
として西部劇のようなストーリーを語るなどして、多くのアメリカ人が
『一方的に先住民が悪者だ!』というイメージを抱いたまま、語り継がれてきた部分もあります。

そういった背景もあって、現代においてもネイティブアメリカンの血筋の人びとの社会的地位は低く、貧困率が高いという側面もあります。


そういった時代背景を知って、余計に"本物の"インディアンジュエリーを集めていきたい気分になりました。

流通がどうなのかはお店次第なのかもしれませんが、ネイティブアメリカンの方々の商品を購入して、少しでもネイティブアメリカンの方々の経済に貢献できたら良いなとは思うのですが……

果たしてインディアンジュエリーの売上がどの程度、どんな形で流れていくのかはまだちゃんと調べていないので、これから先もお勉強は必須ですね。


軽く歴史をまとめて書きましたが、正直"歴史"という過去の話は特に
どこからどこまでが真実で
どこからどこまでが誇大表現かは
分かりにくい
です。

かつては開拓者側が自分たちに都合の良い様に歴史をねじ曲げながら語ってきた部分があり、その反対勢力として、先住民側が一方的な被害者という語られ方で擁護しようとする意見も存在します。


私個人の意見ですが、先住民を根絶やしにしようとするその発想が恐ろし過ぎて、
『何故、先住民が襲われなければいけなかったんだ…。』って、やりきれない気持ちにもなった反面、

武器を手にしたことで、他の部族との抗争を激化させてしまった点や、
復讐として開拓者たちに仕返ししてしまった部分など、
先住民が一方的な被害者と言い切れない点が存在するのも事実だと思うのです。

私個人は日本人という部外者的立場の人間なので、片方に入れ込み過ぎないように気を付けつつ、[自分にできることがあれば]手を差し伸べられる人間でありたいなって思いました。


ただ、調べてみて知った、【ネイティブアメリカンの思想】ってとてもスピリチュアルで素晴らしい教えが多いんです。

彼らのスピリット(精神)には見習うべき点が沢山あるし、それらの価値観に帰っていく必要もあると思います。

また、【ネイティブアメリカンの思想】と【近代化するの日本人が抱いていた思想】、非常に似た何かを感じるんですよね…。
(具体的に表現はできないんですけど)


以前、『江戸時代の写真をカラーにしてみた』系の動画だったと思うんですけど、そこに当時のヨーロッパ人の書記として

「彼ら(日本人)は貧乏だが非常に豊かな暮らしをしているように見えた。果たして私たちが持ち込んだ経済至上主義が正しかったのか分からない…。」

みたいな意見もあったんですよ。

ヨーロッパの思想に侵略されてしまったアメリカ先住民の生活、
ヨーロッパの思想に疑問を与えた日本の生活、

そのどちらも、

[【お金】や【独占】という概念が薄かった]

という点だけでも共通しています。


これからの私たちが進むべき方向性を見付ける上で、昔の日本人の価値観やネイティブアメリカンの思想を知っておく、ということもかなり役に立つのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、興味を持った方は是非一度、【ネイティブアメリカンの歴史】について調べてみることをおすすめします。

ネイティブアメリカンの歴史…なんて堅い話でなくても、インディアンジュエリーについて調べるのも楽しいと思います。

私のブログをよく読んでくださってる皆様であれば、
【ネイティブアメリカンの名言】
なんかも響くものが多いと思いますので、是非是非調べてみてください。

本当の豊かさを見付けるヒントが沢山見付かると思います。

おわり


心が動く

アクセサリーにしろ、ネイティブアメリカンの歴史にしろ、凄く心が動きます。

私のやりたいことがこの辺りに見付かりそうな気もします…。

前にもちょっと書きましたけど、日本に住んでると、人種間での差別の感覚に疎いじゃないですか。
(まぁ、男女差別とか、違う方面での差別はちょいちょいあったりもしますけど…)

だから、そういう、
『ネイティブアメリカンのために何か活動しよう!』みたいな余計なお世話的なことはするべきじゃない気もするんですよね。

けど、ネイティブアメリカンのスピリットを受け継ぐというか、ネイティブアメリカンの思想に寄り添って、思想を復興するようなことをやりたい気がする。

まだ分かんないけど!

とりあえずインディアンジュエリーが欲し過ぎてヤバい!


ネイティブアメリカンの思想に限らず、古い日本の思想にも学び直さないといけない部分ありますね。

昔の思想×現代のテクノロジー

上手く組み合わせれば、めちゃくちゃ効率良い生活様式を生み出せるんじゃないでしょうかね。

日本は一旦、欧米を見習うの、止めないといけない時期に差し掛かってるんじゃないかと私は思います。

1人1人が、
『より良く生きるとはどういうことか。』
考えるきっかけになったら嬉しいです。


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