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『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』ジェーン•スー 感想

仕事の休憩中にちびちび読んでいました。1つ1つが短いエッセイなので、休憩中に読むには読みやすかったです。
およそ10年前に出版された本。

『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』
ジェーン•スー 幻冬舎文庫 ¥630+税

ジェーン•スーさんと私の出会いは、Podcast番組『OVER THE SUN』です。それからは連載されているエッセイをたまに読んだり、ラジオ『ジェーン•スー生活は踊る』を聴いたりして、どんどんスーさんにはまっていきました。

エッセイをまとめた著書は読んだことがないなと気づいたので、本屋さんで手に入ったこの本を読みました!

アラフォーの私は、気持ちだけは若いというか、時が止まっているような感じですが世間から見るとしっかり中年。
体力の衰えをうっすら感じています。

おばさんとは何ぞやということから、自分の中にあるかわいく見られたいやかわいいと言われたいという見ないようにしている気持ちだったり、私も心当たりがあるかも…というような言葉にするのを諦めていたいろんな感情や気持ち、感覚をこれでもかという位に見事に言語化してくれた。
そんな読後感です!!

丁寧に優しく言葉にしているものから、痛快なものまでいろんなテイストで書かれています。女性性と私ということから友達との向き合い方、親との関係、健康、運動などなど女性以外にも当てはまるエピソードもあります。

スーさんはこんな風に考えたり受け取るんだなという視点が面白いので、スーさんフィルターを通して経験から導き出した教訓というと堅苦しいけれど学びのエッセンスがたくさん詰まっています。

まだ40代に突入していないので、少し先の未来を見せてもらった感もあります。

肩の力を抜いて読めるし、勇気づけられるなと思いました。

時代の変化もあるかもしれませんが、女性が働くことや男女が担う役割の変化についても読みながら考えました。
令和の時代はまた違った問題が発生していそうです。

他のエッセイも読みたいと思います。

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